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zoom RSS 山田和夫さん「悪夢の記憶」

<<   作成日時 : 2011/06/14 08:30   >>

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映画評論家の山田和夫さんの「日本映画の歴史と現代」(2003年・新日本出版社)を見ると、その冒頭に自分が17歳のころの記憶を書いている。敗戦直前、志願して入隊した「予科練」時代の悪夢のような体験を通し、いまの若者に二度と味あわせてはならないと述懐している。

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     自分が17歳だったころ 

 「1944(昭和19)年、16歳で旧制中学4年より海軍甲種飛行予科練習生(予科練)を志願し、4月に鳥取県美保海軍航空隊に入隊した。「しゃば」(軍隊用語で民間)で聞くのとは大違いの少年兵を人間扱いしない「しごき」の猛訓練、棍棒が肉体を見舞う上官の私的制裁、まさに悪夢のような軍隊生活の毎日。

 にもかかわらず、私たちは必死に訓練や制裁に耐え、歯をくいしばって「国のため」と思いつめた。そんな「軍隊」や「戦争」を批判的に見直す能力は、はじめから奪い去られていた。だからその年の終わり、戦局の悪化に応じて全員の特攻要員への「志願」が求められたとき、ただ一人の例外もなく、志願書を書いた。その半数は自分の手を傷つけた血でしたためた血書志願。

 私もおそるおそる安全カミソリで指を傷つけた痛みをいまも忘れることはない。」とし、いまの暗雲たれこめる世情にふれつつ「私がかって体験した悪夢の記憶を、若者に二度と味あわせたくない。映画人の一人として、私もまた、たたかい続ける覚悟である」と結んでいます。


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 <山田和男ミニ・プロフイール>

1928(昭和3)年 大阪生まれ
東京大学卒
映画評論家
日本映画復興会議代表委員
著書多数
 

 右写真は03年「江東区高齢者集会」(江東区西大島)で記念講演のあと、著書・上記「日本映画の歴史と現代」をロビーでにこやかにサインセールに応じる山田和夫さん。

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