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zoom RSS 満州・公主嶺小学校同窓誌 エピソード −16− 

<<   作成日時 : 2015/09/17 06:10   >>

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昭和20年8月13日、関東軍の命令で「ソ連参戦により一時疎開」ということで、私と母は在満教務部関係の団体として、無蓋車に乗せられ新京を発った。下車した所は朝鮮の竜江で、その後鎮南浦に移された。(516頁)

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    米兵に思わず「没有」
          小川満枝(29回生)
      
 
 新京が戦場になっても、勝ち戦を信じきっていた私たちは、すぐ戻れるつもりでリュックの中は2,3枚の下着のみという軽装だった。
 北朝鮮での生活の悲惨さは言語に絶するもので、病弱な大人、6歳以下の子どもは全部とよいほど他界してしまった。約1年後、祖国日本に帰れる日を迎え、38度線も真夜中に徒歩で越境したグループである。したがって、管理もソ連軍から米軍へと一変した。
 その時のことである。米兵に一列に並べられて、「金を持っているか」と一人一人聞かれた。
 「You ?」「You ?」。と3人目の男性が「没有(メイユー)」と答えた。米兵はポカンとした顔をした。
 長年満州にいた者ならではの返答で、祖国に少しでも近くなっった喜びも加わっていたのであろう。生き残った同士で爆笑したが、北朝鮮で耐えた苦労とともに、なつかしく思い出される場面である。

中国文訳
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