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zoom RSS 戦後70年 「平和の俳句」 東京新聞 −47−

<<   作成日時 : 2015/11/22 06:26   >>

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毎日連載の東京新聞一面左肩の「平和の俳句」も47週目にはいりました。一面に掲載されなかったが事務局が月に一回紹介する句が手元にファイルされている。その中から目にとまった哀しくもやりきれない句を冒頭に転載しよう。

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   お手玉の小豆で赤飯父はゆく
        桜井 義男(80) 東京都墨田区
 

 戦争中、もらった砂糖でお汁粉を作るため、姉二人のお手玉から小豆を取り出した。二人は東京大空襲の夜にはぐれ、遺体も見つからなかった。が、最後にお手玉をした姿を今も覚えている。友人の家もお手玉の小豆で赤飯を炊き、父親の出征を祝ったが還ってこなかったという。私は空襲後に身を寄せた東北でつらい目に遭ったが、姉たちを亡くした以上の苦しみはなかった。

<もう一句>
   東京へ泳ぎ帰ると硫黄島
        白根 厚子(72) 埼玉県草加市


おはぎ食べ平和の味だ爺さけぶ 伊藤 健吾(92) 岐阜県恵那市 2015・11・15

】<金子兜太>この「爺」は92歳の作者自身で迫力がある。のそのそしている爺さんでは「平和の味」だと「さけぶ」ほどの活力はあるまい。

二万五千余の日の平和積み重ぬ 宮司 孝男(64) 静岡県湖西市 2015・11・16

】<いとうせいこう>法的安定性とはこの月日のこと。我々と我々を見る他国の民との。 <金子兜太>戦後70年、およそ2万5千日余は積み重ねなりと言い切る作者。

九条は身を低くしてきづく花 照沼まりえ(66) 東京都世田谷区 2015・11・17

】<金子兜太。武器輸出まで始める日本を深く悔いて、あらためて9条の尊さを訴える句。 <いとうせいこう>居丈高な心では見えてなくなる。憎悪し、嘲笑し、収奪する者の目には。

平和とは水中に見るカバの顔 冨田 清継(68) 名古屋市港区 2015・11・18

】<いとうせいこう>思わず笑ってしまった。ゆがんだカバのとぼけて鈍重な美しさ。 <金子兜太>「カバは平和そのもの」と作者。賛成。「水中に見る」がうまい。

蜉蝣(かげろう)や九一九は憲法忌 大村 森美(80) 東京都大島町 2015・11・19

】<金子兜太。9月19日未明、九条改悪安保法(戦える国化)成立。蜉蝣の例えうまし。 <いとうせいこう>あの日、大きなものが失われた。立憲主義、政治精神がカゲロウに。

反戦の業火となれり万寿沙華 山本 正雄(74) 福井市 2015・11・20

】<金子兜太>万寿沙華の白い花も時にはあるが、大方は紅い。戦争反対の燃えさかる火のようで、いや反対どころか呪うようで凄い迫力がある。

星飛ぶやこの国のこの透明度 土田 明人(62) 東京都足立区 2015・11・21

】<いとうせいこう>流星のよく見える空であってほしい。理念の曇らぬ空。情報公開で。 <金子兜太>この国には平和問題にもオリンピックにも不透明なこと多し。不安だ。

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