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zoom RSS 戦後70年 「平和の俳句」 東京新聞 −52−

<<   作成日時 : 2015/12/27 07:06   >>

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戦後70年、東京新聞の通年企画・「平和の俳句」転載もいよいよ最後になってきた。「よくもまあ!」と自らを褒め、その猪突ぶりに驚きを隠せない。恒例によって冒頭の句は、18日付の栃木県、手塚弥太郎さん(79)の痛苦の思いを。

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    米百俵供出してもイモ食べて
       手塚弥太郎(79) 栃木県栃木市


 私の生家は町一番の大きな農家で、太平洋戦争の敗戦前後でも百俵余りの米を供出していた。家族の分は配給と同量を取り、残りは供出せよという指導を父は厳格に守っていた。毎朝起きると皇居に向かって最も敬礼する父にとって、お上の命令は絶対だった。家族の食事は稗やサツマイモのつるを採りに行かされた。カボチャのつるも細かいトゲをこすり取って塩ゆでしたが、筋ばかりで食べられたものではなかった。戦争と強制はこりごりだ。
 もう一句
    除夜の鐘ならせう平和いつまでも



二人のもの孫をお国に上げられぬ 霜山信行(75) 前橋市 2015・12・20

】<いとうせいこう>「娘を二人育てて二人の孫しか居りません。お国のたえと言っても戦地へ出す事は出来ません」とはがきに書かれた通りに伝えます。

行楽の車内広告軍事色 田中亜紀子(44) 津市 2015・12・21

】<金子兜太>無粋なことをしてくれる。平和あっての行楽。軍事色お断りですよ。 <いとうせいこう>威勢のいいあおり文句を子供たちが読む。未来の責任わ誰が取るのだろう。

平和ゆえあばらに手をおく深い夜 村山義幸(75) 滋賀県東近江市 2015・12・22

】<金子兜太。さりげなく書いて、奥行きのある句です。深夜、ひとり肋骨に手を置いて、しみじみと人生を味わう。平和のありがたさ。

圧政にディゴの花は咲き誇る 新倉 泰雄(63) 神奈川県横須賀市 2015・12・23

】<いとうせいこう>毎日毎日、沖縄が抵抗する姿に花の力、応援を見た句。赤々と咲く県花ディゴを、作者は訪問のたびに見ているのだそうだ。

めし炊ける匂いの中で知る平和(75) 浜口 忠男(759 東京都足立区 2015・12・24

】<金子兜太>ゆうじんから新米を炊いたときの喜び。その平和の馨りがたまらないのだ。難民キャンプの人たちに持ってゆきたい、と作者は言う。

名月が戦無き国照らしけり 館 守(83) 三重県志摩市 2015・12・25

】<いとうせいこう>名月だと思えるのは心に安寧があるからだ。戦争なら敵機がいないか見るだけだから。平和ゆえに名月が見え、それが人を照らす。

9条を懐に入れ月ながめ 河合 峯男(61) 浜松市中区 2015・12・26

】<いとうせいこう>つまり携帯できるのだ。移動して広められる。取り出して見せられる。<金子兜太>「懐に入れ」がうまい。スケールが大きい。月見は九条といっしょに。

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