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zoom RSS 書評 「毛沢東 日本軍と共謀した男」

<<   作成日時 : 2016/02/24 05:19   >>

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「テレ朝」の昼の番組に「スクランブル」というのがある。橋本大二郎氏がキャスターのワイドショーだ。中国問題になると決まって遠藤誉という女性が画面に顔をだす。近頃の中国の言動に必ず「四の五の」とクレームをつける。「そもそも現中国政権には、日本にモノ申す資格はないんですよ!」が持論だ。

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 その遠藤女史がこの頃出版した著書に「毛沢東 日本軍と共謀した男」がある。その中で、「日中戦争では主に日本軍と戦ったのは国府軍で中共軍ではない。だから共産党政権が、しゃしゃり出てくるのは筋違い、それどころか彼らは日本軍と気脈を通じていたんですよ」としきりに唱える。そのたびにこの人は歴史を曲解する人物と思っていた矢先に、日中友好協会新聞の2月15日付にその書評が出たので紹介する。
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 中国に「蓋棺論定(がいかんろんてい=棺を蓋いて論定まる)という四字成語がある。毛沢東の評価はケ小平によって「功績第一、誤り第二」と定まったが、毀誉褒貶(きよほうへん)はさまざまである。
 抗日戦争のさなか、中国共産党が急成長した事実は否定しようがない。ところが本書は毛沢東の戦局見通しの正確性や中共軍の軍事方針と実際には全く無頓着でる。
 本書は、毛沢東を「中国建国の父」から「中華民族を売り、人民を裏切った」人物へと大地をひっくり返す評価替えを投げかける。

 その論拠として毛沢東が潘漢年(はんかんねん)らのスパイを使って日本軍および汪兆銘政権と「共謀」して蒋介石の国民党軍を弱体化させたと日本と汪兆銘の各諜報機関員の手記および潘漢年追想録から抽出し断定している。
 中共軍は初期には日本軍の10%未満を相手にしたに過ぎなかったが、中後期には60%超をひきつけた。総出動回数は12万5000回以上に及んだ。
 抗日戦争は国民党軍が正面戦場を戦い、中国共産党軍(以下中共軍)は敵後方でゲリラ戦を展開して中国各地で「二つの戦場」があった。そこで国民党から「八路軍は戦わない」と侮辱されたとうが、この戦法は中共軍の軍事力に見合った戦法だったし、戦病死者数が国民党軍440万余、共産軍318万人余だったことから、中共軍の奮戦ぶりは疑いの余地はない

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 本書が論拠とした戦時中の謀略と諜報活動に携わった日中双方のスパイたちの「証言」と回想の真贋は、中国人民の下した歴史的選択に照らして吟味されるべきではなかったか。新潮新書、820円税別(評者=渡辺譲・宮城県連事務局長)
遠藤 誉氏
 1941(昭和16)年、中国新京市(現中国東北部・長春)生まれ。国共内戦を体験し帰国・最新の著書に「毛沢東 日本軍と共謀した男」など。現東京福祉大学国際交流センター長。映像は2月23日、朝日テレビ「スクランブルー暴走! 北朝鮮に中国”最終手段”から

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