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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −9−

<<   作成日時 : 2016/02/28 05:27   >>

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二年目に入った東京新聞の「平和の俳句」も早2月。4週目になった。恒例の冒頭句・「一句に込めた体験・思い」は、23日付の特集から引用する。それは千葉県の中田邦生さんの一句である。

画像
   「父さん」と呼んで毎朝茶をあげる
       中田邦生(79) 千葉県東金市


 昭和20年9月末、私が学校から帰ると見知らぬおじさんが家にいた。母に「あのおじさんは誰」と聞くと「馬鹿言うんじゃないよ。おまえの父さんだよ」とたいなめられた。父は私が物心ついたときには海軍に入っていて、一度、横須賀へ面会に行ったきりだった。私は父に甘えることができず、37年後、亡くなる間際の父に「俺は邦生に『父さん』と一度も呼んでもらえなかったことが一番寂しかった」と言われ、ぎくりとした。以来、毎朝、仏壇に向かい「父さん」と呼びながら、お茶と線香をあげている。

■もう一句
   戦死者の子も傘寿なり冬の雷



平和とは幸ある言葉春をまつ 川崎 規(81) 岐阜県加児市 2016・2・21

】<いとうせいこう>その言葉自体に、平和を呼び込む力があると感じる。未来の幸福を信じて、それを繰り返し噛みしめ、口に出す。冬を乗り越える。

平和ボケここまで来たらボケ通す!! 小林尚志(56) 埼玉県川越市 2016・2・22

】<金子兜太>小気味よい言い切りが響きます。往時の名奉行のような響きあり。 <いとうせいこう>あはは、この意気やよし。実はボケてなどいない人でこそその吠え声。

舌伸ばし洟舐(はなな)める嬰(やや)発電車 高橋政雄(68) 埼玉県川口市 2016・2・23

】<金子兜太>生まれたばかりの赤ん坊が、舌を伸ばして、水洟(みずばな)を舐めている。正月の電車らしい風景だが、これも平和のおかげですぞ。

ゆっくりと人も平和も湯ざめする 田中亜紀子(44) 津市 2016・2・25

】<いとうせいこう>ふと気づけば冷え切っている。そうなる前に衣服をまとわねばならぬ。 <金子兜太>作者は静かに平和を愛し、それが遠のくことを心配してやまない。

在日の二世婿にし夜明けあり 村本与一郎(79) 金沢市 2016・2・26

】<いとうせいこう>足元の外交、交流。自然な架け橋。人類はそうやって次世代を産み続けてきた。人種差別という狭隘な縄張り意識を超え続けてきた。

平和しか知らぬ園児の運動会 鈴木正勝(78) 静岡県湖西市 2016・2・27

】<金子兜太>作者は祈っているのだ。園児の平和な未来を。戦火など浴びせたくない。 <いとうせいこう>確かにそうだ、彼らは戦争を知らない。その稀有な幸せを思う。

 

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