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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −13−

<<   作成日時 : 2016/03/27 07:26   >>

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東京新聞の3月4週目の「平和の俳句」。そも、平和とは、「戦争や災害などが無く、不安を感じないで生活出来る状態」と辞書がいうように、銃火を交えないことだけではない。冒頭の句はそんな日常の思いを詠んだ二句を読んでみよう。(2月23日付「一句に込めた 体験・思い」から)

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  老ひし身を湯船に伸ばし島節を
       吉田澄江(82) 東京都大島町

 
 2013年10月の土石流に巻き込まれ、自宅は全壊した。吉田さんは屋根と畳の間にはさまって奇跡的に助かった。野菜の栽培、草取りやまき拾い・・・。長年風雪にさらされてきた手は汚れ、体のあちこちに痛みが走る。それでも、人に頼らず一人で風呂に入ることができる。体を温めながら大島節を歌うひとときがうれしい。

  春の日にコートを脱いで語りあう
       長沼道郎(42) 横浜市泉区


  北風が武力なら、太陽は対話。ふだんの人間関係だって同じだ。強硬な相手にはかたくなになるし、笑顔を向けられれば知らず心がほどける。そんな単純な、とバカにできない。単純にはけっこう真理が宿っている

置炬燵戦死の父の額の下 高橋弘光(77) 川崎市中原区 2016・3・20

】<黛まどか>戦死した父の記憶は朧げだが、家族が集う居間でいつも遣影が見守ってくれている。炬燵を囲む家族が増える幸せを感謝する作者。

戦よあるな空地に土手につくしんぼ 高橋政雄(68) 埼玉県川口市 2016・3・21

】<金子兜太>平和だからこそ春の大地に土筆が生える。土筆よ平和よありがとう。 <黛まどか>いざ戦になれば、空地も土手も焦土と化す。「つくしんぼ」は平和の象徴。

蚤(のみ)を取る猿はゆっくり平和なり 奥山和子(61) 三重県大紀町 2016・3・22

】<金子兜太>「ゆっくり」なものなり「平和」は。国会審議を焦るときは危ない。 <いとうせいこう>それはコミュニケーションである。親子の兄弟の夫婦の。その時間。

壕を出るてこの世のあくび草いきれ 広瀬昭和(76) 愛知県みよし市 2016・3・23

】<いとうえいこう>蛙も蛇もあるいは私たちも、こうして平和を謳歌したいのだ。 <黛まどか>無事壕を出た作者を抱き留めたのは草いきれ。 命の実感。 <金子兜太>戦争のときの防空壕の暑苦しさ辛さ。二度とあんな思いはしたくない。

ひとひらの平和の俳句花吹雪き 新倉泰雄(64) 神奈川県横須賀市 2016・3・24

】<黛まどか>平和を讃える一句一句はやがて美しい花吹雪きに。本企画への挨拶句。 <金子兜太>「ひとひら」から「花吹雪」へと詠んだ例はあるが、この句は時代状況に反応し、成功している。

◆愛した人の幻を見たデモの列 田中綾子(75) 愛知県春日井市 2016・3・25

】<いとうせいこう>かつての誰かが、今の子供だろうか。目指す未来の中におぼろに。 <金子兜太>平和を願うデモにいて、60年安保闘争で一緒の愛人を思う。平和よ。

今現(げん)に九条貫く天皇あり 斉藤信子(66) 横浜市中区 2016・3・26

】<金子兜太>潔い句だ。作者の気持の込め方も、その対象の天皇のお姿も言動も、まことに潔い。今次大戦を深く悔いて、平和を願う天皇皇后。

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