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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −18−

<<   作成日時 : 2016/05/01 05:26   >>

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4月最後の週。今回の冒頭句は21日付東京新聞・「平和の俳句」特集からー句選ばせてもらう。それは東京・板橋区の兵頭さん(85)の東京大空襲に関わる忘れられない運命の体験記でもある。

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    誰かの手瓦礫の径に遺されて
        兵頭 稔(85) 東京都板橋区


 太平洋戦争末期、中学生だった私は勤労動員で亀戸の工場に通っていた。東京大空襲で家が焼け、その数日後に工場行きを再開すると、途中の運河には防空頭巾をかぶったおびただしい数の遺体が浮かんでいた。遺体に向けて手を合わせてから、がれきに埋まる裏道を行くと、足元に、裂かれたような生々しい人間の方ひじがあった。子どものものだろうか、5本の指を握り締めるゆに空をつかんでいた。私は全身から血の気が引いていくようで、寒気がして足がすくんだ。その手は今もなお平和を求め続けていくように私には思える。



味噌汁の湯気に平和が見え隠れ 稲垣春雄(84) 愛知県西尾市 2016・4・24

】<金子兜太>朝の味噌汁ほど新鮮な力を育ててくれるものはないのに、何やら平和の姿が弱い。新鮮でない。ぐっと飲み込んで平和を育てよう。

戦争は大人が子供を殺すもの 中村 裕(62) 川崎市川崎区 2016・4・25

】<いとうせいこう>子供が始める戦争はない。国家を作る大人が殺しあいにゴーサインを出すのが戦争だから、その時、命の危険にさらされるのは誰か。

戦争は悲しいだけの殺人鬼 酒井 藍(13) 愛知県岡崎市 2016・4・26

】<金子兜太>作者は中学生。戦争を徹底的に否定する。その徹底ぶりが美しい。宣祖は人殺しをするだけだ。悲しみを運んでくるだけだぞ、と。

鎧(よろ)ふのが生き抜く術(すべ)か鬼あざみ 大井公夫(69) 岐阜県大垣市 2016・4・27

】<いとうせいこう>解放されて牙をむかず、力を抜いて胸襟を開き、話し合って怒らず、徒党を組んで威張らず、一輪の新たな花として風に揺れるべし。

もう二度と昔の日本にはならないで 大谷明日美(16) 名古屋市港区 2016・4・28

】<金子兜太>高校生の授業で、日中戦争などの映画を見る。爆撃・虐殺の日本軍を見る。嫌だ嫌だ。 <いとうせいこう>16歳の女性からのメッセージ。歴史を知って歴史を作る新世代の言葉。

老陛下平和を願い幾旅路 伊藤喜代美(74) 東京都荒川区 2016・4・29

】<金子兜太>天皇ご夫妻には頭が下がる。戦争責任を御身をもって償おうとして、南方の激戦地への訪問を繰り返しておられる。好戦派、恥を知れ。

爆風の友の片腕今いずこ 田辺スミ子(83) 浜松市東区 2016・4・30

】<いとうせいこう>83歳の淡々とした、しかし凄みのある一句。心にも残りつづける傷。 <金子兜太>昭和一ケタの女性に刻まれた被爆の恐ろしい記憶。思い出すたび戦争を呪う。

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