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zoom RSS 沖縄の俳人 「平和の俳句」詠む

<<   作成日時 : 2016/06/23 10:21   >>

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沖縄に生まれ育ち「基地の島」の現実を直視する作品を詠み続ける俳人がいる。沖縄戦の記憶や米軍基地問題を撮。(影する写真家でもある豊里(とよさと)友行さん(39)だ。「沖縄戦は過去のことではない。戦いは現在進行形です」。豊里さんはそう静かに語る。(東京新聞ー出田阿世)
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 「いま怒るこらなければ
         いつ怒るのか」
  
 
 沖縄市在住の豊里さんは本紙朝刊で毎日連載している「平和の俳句」に共鳴し、23日の沖縄の「慰霊に日」を前に、次の二句を寄せた。
 
 蝶の影を奪う基地は白い海
 蛙啼く声紋を剥ぐ基地の闇



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 沖縄では、米軍属の男が女性暴行殺害で逮捕される事件が起きたばかり。「もはや怒りを通り越して悶絶するような気持ち」と豊里さんは語る。先日、遺体が遺棄された恩納村の雑木林を車で通り掛かった時、黒い蝶がふわりと待っていた。地元で蝶は魂の化身といわれる。初夏、雑木林では蛙が盛んに鳴く。だが、20歳の女性の叫び声は闇にかき消された。「私たちは、女性や子どもを守れない民族なのか」
 俳句を始めたのは沖縄市の県立コザ高校時代。嘉手納基地そばの繁華街を歩くと、米兵が日本女性を指差して「ピッグ(豚)がいるぞ」と笑っているのが聞こえた。「男でも襲われるから公園なんかでは寝るな」と大人に注意された。基地はいつも無意識に自分たちを脅かした。

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 東京の写真専門学校に進み、沖縄に戻った。昨年、基地反対運動を中心に撮影したモノクロ写真集「オキナワンブルー」を出版した。今年に入り、沖縄の基地問題や風土を詠む第二句集「地球の音符」を出した。

 鮮やかな原野遺骨に星のさざなみ
 
 民間ボランティアで遺骨収集する国吉勇さん(77)を取材し、各地に同行した時にはこんな句を作った。沖縄戦で犠牲になった遺骨の大半は、身元不明のまま、いまもジャングルや洞窟に眠っている。


 怒怒怒怒怒怒オスプレイ怒怒怒怒怒怒 

 オスプレイ配備に反対する住民を取材した時の句。機体が近づくと、ドッドッドッという聞いたことがないような低周波音が腹の底に響いた。人々の怒りが、そこに重なった。

 牛蒡抜きされてく草の民の声
 
 住民が座り込む基地反対運動では、沖縄戦を体験した高齢者も一人ずつ力づくで警察に排除された。
 豊里さんは言う。「戦争体験者が亡くなくなる中、体験していないからこそ俳句でイメージを広げられると思っている。いまの時代に一番必要なのは想像する力。いま日本全体が怒らなければ、いつ怒るのか。この苦しみを後世に残したくない」

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