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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −35−

<<   作成日時 : 2016/08/28 06:39   >>

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「平和の俳句」8月の最終週。南米大陸で初めて開かれたリオ・オリンピックが終わった。今週の冒頭の一句は、それに関連してブラジル南東部のサンパウロに在住の日系人が詠んだ一句を紹介しよう。

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    母逝きて一つの区切り終戦忌
               児玉和代(82)
 

 高知県出身の児玉和代さん(82)は、10歳のとき、太平洋戦争の激戦地・マーシャル諸島で父が戦死した。遺骨はなく、帰ってきたのは木箱一つだけ。母は幼い子ども3人を抱えて、戦後の混乱期を生き抜いた。
 「魚を売って洋裁をしてね、いっぱい働いても食べていくのがやっと。豊かな生活を夢見た新天地が、ブラジルだったのよ」。戦争に翻弄された半生を振り返る。
 1958年、24歳の時に母と弟と3人でブラジルに渡り、先に移住していた3歳上の兄とともに養鶏などで生計を立てた。当初は言葉も分からず、買物も一人でできない。頼みの兄は交通事故に遭い、31歳で亡くなった。
 日系人男性と結婚、二人の娘にも恵まれたが、戦争への憎しみは消えない。16年前、母を93歳で亡くした時、気持ちの区切りが付いたという。「苦労ばかりの人生だった。悲しいんだけどこれでやっと私たちの戦後がおわったの」
 周に一回ほど地元の俳句サークルで俳句を詠む児玉さん。俳句暦はほぼ四半世紀に及ぶ。五輪後もずっと平和な時代が続くことを一番に願っている。

 「戦争は絶対にしちゃいけない。平和であることがとっても大事なのよ」 

合歓の花夜の平和を一人占め 鈴木正勝(78) 静岡県湖西市 2016・8・21

】<いとうせいこう>咲き誇る合歓の花。闇を平和的に独占する幻想的なその花の充満。 <金子兜太>合歓の花は夜の平和のなかに咲く。その美しさ、知る人ぞ知る。

自衛とは防衛であれ蝸牛 桜井 光(30) 東京都府中市 2016・8・22

】<いとうせいこう>自分を守ることが相手を先に攻撃することであってはならない。それは無限の争いを生んでしまうから。蝸牛と置いたのがうまい。

平和とは食う寝る笑うの積み重ね 堀田三男(56) 石川県羽咋市 2016・8・23

】<金子兜太>日常を労ることが平和への道、という内容の俳句が、堂々と発表されていることに感銘した。「平凡の非凡」ということ。

この身には戦で流す血は皆無 太田京子(51) 愛知県豊田市 2016・8・24

】<金子兜太>作者は言う。「1年に2回、400ccの献血。戦争で流す血は一滴もありません」。この爽やかな比喩、聞くべし。

重くなく軽くもなくて平和なり 酒井正二(63) 金沢市 2016・8・25

】<金子兜太>よく育った子供を抱き上げて、とぼけて見せて。平和の味です。<いとうせいこう>この感覚は見事。平和という言葉が示す何かが確かに存在する。

学問の自由の海を泳ぐ夏 竹中麗司(54) 岐阜県神戸町 2016・8・26

】<いとうせいこう>何度読んでも頭の中でイメージが変化していくのがわかる。本から海へ。国立大学の文系軽視は国を滅ぼす、と今日もひと泳ぎだ!

ようこそね母のキャベツのなめくじよ 北川由紀江(59) 金沢市 2016・8・27

】<金子兜太>母から送られてきたキャベツに付いていたなめくじ。母80歳。はるばる田舎。愛情が香り、平和が匂う。戦あるな!

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