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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −41−

<<   作成日時 : 2016/10/09 10:20   >>

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 「平和の俳句」10月第1週。これまでこのシリーズを欠かさず全句転載させていただいたが、自らの句は一度も投稿できずにいた。なにせ「俳句」は無知の世界、。だがそれでは義理が立たずと思いひねり出したのが以下の句。戦死した兄の鎮魂句になるだろうか

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  さよならを 言えず特攻 うたうブルース
 
 昭和18年8月、学徒出陣で土浦海軍航空隊に入隊。翌19年12月15日、神風特別攻撃隊第7金剛隊の一員として、フイリピン・レイテ湾に突っ込んだ兄(海軍中尉)。生まれも育ちも旧満州の実家に、東京から突如帰省した兄が別れの日の晩、おふくろと弟妹を傍に寄せ、ギターをつま弾きながら歌ったのが、当時はもう歌唱禁止になっていたが一斉を風靡していた淡谷のり子の「別れのブルース」だった。今にして思えば、どちらかというと豪放磊落(ごうほうらいらく)の彼が「さよなら」と言うに忍びず、やっと自分の行く定めを淡々と、そしてそっと伝えたのがブルースだった。男一匹20歳の「惜別の言葉」だったのだろう。思い返すさえ胸が痛む。


テロの無い星が一番美しい 伊藤和人(75) 愛知県豊橋市 2016・10・2

】<金子兜太>「テロの無い星」。この語感が実にさわやかではないか。「テロのある星」だと濁りに濁る。憲法に従って、正々堂々と、美しく。

三日月に打ち明け話この平和 古結芳子(69) 兵庫県伊丹市 2016・10・3

】<いとうせいこう>平和の俳句でなくても選ばれそうな静かなかわいらしい一句。幸せが平和から来ていることを作者は知っている。そっと告白する。

強さとは弱者とともに生きること 浦野美智子(64) 千葉市中央区 2016・10・4

】<いとうせいこう>障害者施設でお事件に心痛め、本当の強さとは何かを訴える。 <金子兜太>弱肉強食は駄目だ。本当の強舎は、人権と個性を大事にしつつ生きる人。

背泳ぎや天に預けしこの平和 広瀬信子(76) 岐阜県加児市 2016・10・5

】<金子兜太>天と自分が重なり合っている、悠々とした気分。この平和よ懐かし。 <いとうせいこう>大金句である。海と空と同時に感じ、その中で一人、進む。

原爆忌美しき国とふ言葉 田中亜紀子(45) 津市 2016・10・6 

】<金子兜太>広島、長崎の被爆(原爆忌)が、作者の身に染みて離れない。あの残虐の日から本当に立ち直っているのか。「美しき」国なのか。

八月や振り出しに戻るあの光 吉田淳輝(15) 愛知県岡崎市 2016・10・7

】<いとうせいこう>原子爆弾投下と見ても、空襲の火と見ても、日の光と見てもよし。 <金子兜太>戦後71年、大敗の傷痕に光を探る。その光を見誤るな。

戦争の殻をやぶって白いハト 藤山真次(15) 愛知県岡崎市 2016・10・8

】<金子兜太>鳩(はと)、そのなかでも「白いハト」は平和の使者。高校1年生の作者はその鳩に期待する。戦争の気配濃厚を「殻」ととらえる。

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