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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −44−

<<   作成日時 : 2016/10/30 08:02   >>

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 2016年10月最終の「平和の俳句」。惜しくも入選から漏れた中から事務局の記者が選んだ作品が二カ月に一度特集で紹介されています。10月25日に掲載の分から私が印象深く思われた2句を以下表示しましょう。

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   シベリアでわが身つつみし軍服よ
      島岡とよ子(52) 横浜市鶴見区


 夫の長兄は終戦後、イベリア抑留から生還したが、当時のことは家族にもほとんど話さなかったという。だが、随分たって、家を建て替えるというときに、物置いあったぼろぼろの軍服と軍靴を妻が捨ててもいいかと訪ねると「シベリアで自分の命を守ってくれたもおだから捨てないでくれ」と頼んだそうだ。その兄も今は亡い。葬儀の際、棺に納められた軍服とともに旅立っていった。
   
   戦あり赤紙二回父寡黙
      積田和子(64) 東京都目黒区


 明治生まれの父。根本忠次郎さんは海軍に二度召集され、西太平洋のトラック島で敗戦を迎えた。戦後、テレビに戦争の場面が映ることがあった。「どうだったの?」と家族が聞いても、「仕方なかった」と話したがらなかったちう。81歳で亡くなった。

この空にみんなの笑顔の虹かけよう 藤沢彩香(15) 東京都江戸川区 2016・10・23

】<金子兜太>中学3年の彩香さんは、いつもこう願っているから、五・七・五の俳句にすぐなる。リズミカルに伝えらえる。明るくかがやく。

平和とはふとしたときにわかるんだ 坪田捺実(15) 東京都江戸川区 2016・10・24

】<いとうせいこう>そのふとした時が、大事な瞬間。気づきのふれる生活の中のひととき。 <金子兜太>中学三年生の大人のような気付き方に、へいわの風が吹いている。平和楽し。

きみの声多くの人をすくう武器 中村圭吾(14) 東京都江戸川区 2016・10・25

】<金子兜太>中学3年の作者は世の中にある「いじめ」を気にし、それを抑え込んでくれる人の出現を期待しているのだ。その念(おも)いを俳句に。

今日こそが昨日の死者の望む明日 神原駿太(14) 東京都江戸川区 2016・10・26

】<いとうせいこう>見事なスローガンだが、五七五のリズムの中をひとつの時が貫き、生者と死者がつながっているからには平和の俳句である。14歳。

平和な日その日小鳥が空を飛ぶ 大谷ユカ(12) 東京都江戸川区 2016・10・27

】<金子兜太>「戦争のある国は、鳥が飛んでいない」「小鳥が空を飛ぶのは平和なこと」と中学生の作者は鋭い。平和を強く願っているかあだ。

平和とは幼子胸に飛び来る日 浦 羊次(74) 岐阜県各務原市 2016・10・28

】<いとうせいこう>その瞬間の光景がはっきりと目に浮かぶ。よちよちと近づいてくる子供が、自分にその身をまかせる。恐怖のない平和な時間。

しあわせな人は戦争したくない 野口しずゑ(69) 豪州シドニー市 2016・10・29

】<金子兜太。当たりまえなことを丁寧に言ってユーモアを呼ぶ。これが「平和の俳句」。 <いとうせいこう>まさに箴言(しんげん)。そこで不幸せを多発させて権力者は戦争へと人を導く。

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