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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −48−

<<   作成日時 : 2016/11/27 08:17   >>

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 東京新聞が毎日一面に掲載している「平和の俳句」の11月最終週。同紙は選外佳作の句を二カ月に一回、特集欄を設け、事務局の記者が選んだ作品を紹介していますが、以下に10月25日付掲載分から2句を三度(みたび)取り上げてみましょう。

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■青春を死ねと指示され夏の雲
    木下敏治(94) 東京都練馬区

 太平洋戦争も敗色の濃くなった1944年10月、強度の近視の上に病み上がりだった私にも陸軍から召集令状が届いた。東京・三軒茶屋の原っぱに集められ、若い将校から「おまえたちは死ぬことを誇りと思って軍隊に行くんだ」と叱咤された。私は満洲へ渡ったが、体調を崩して三ヵ月で帰還。砲弾を設計する技術兵ということで兵役を免除されたが、設計の職場に戻っても恥ずかしさいっぱいだった。
■復員の兄が渡した金平糖
     小幡廣重(81) 相模原市南区
 
 6人兄弟の一番上の兄は戦時中、陸軍に招集され、終戦の二ヵ月後に現在のベトナムから復員した。兄は「何も土産がない」とわびながら、リュックにただ一つ入っていた金平糖の小袋を両親に手渡した。パチンコ玉ほどの黄色い金平糖を、親は「もったいないから」と言ってはさみで半分に割って配り、家族みんなで涙ぐみながら大事に味わった。

熟れ柿を誰も取らぬも平和かな 坂本 博(66) 石川県輪島市 2016・11・20

】<金子兜太>逆説のおもしろさ。渋柿ではそのまま食べられないが、熟れ柿なら大歓迎のはずなのに、誰も取らないとは平和だなあ。いいなあ。

何者でもない我愚直に平和詠む 伊藤真由美(56) 愛知県一宮市 2016・11・21

】<金子兜太>構えて言い切ると、妙に楽しい。愚直と謙遜し、本音を吐き出す。 <いとうせいこう>大臣でもマスコミでもない。評論家でも運動家でもない。だが詠める。

何気ない日々の暮らしに○つける 岡田礼子(73) 福井県あわら市 2016・11・22

】<いとうせいこう>面白い表現。まさに何気ない行為。マルの日の多からんことを。 <金子兜太>平凡の非凡あり、平和には平凡の味があり、非凡を蔵す。第事にせよ。

死の外に一大事なし今日の月 生田比呂志(91) 愛知県新城市 2016・11・23

】<金子兜太>「死」それも無理強いの死に直結するのが戦争。一大事だ。 <いとうせいこう>91歳の達観。生きていることが最も大事と今日を生きて月を見る。

平均なり桔梗の素描を小半日 高田芳子(74) 愛知県江南市 2016・11・24

】<いとうせいこう>なんと穏やかな時間だろうか。素朴で軽い桔梗という選択がまたいい。 <金子兜太>桔梗の花がにこにこしている。思わず小半日デッサン。ああ良きかな平和。

秋雨のデモ抗(あらが)う人の美しき 新屋康夫(67) 金沢市 2016・11・25

】<金子兜太>「抗う人」は批判し抵抗する人。「美しき」はズバリ。 <いとうせいこう>抗う人は邪魔扱いされるべきではない。自己の利益を超えて抗う人。

お土産に平和を包む夏の旅 布施朝葵(16) 愛知県岡崎市 2016・11・26

】<いとうせいこう>広島への修学旅行。が、どこでも平和を包み帰ることはできる。 <金子兜太>高校の修学旅行の収穫は平和のありがたみを知ったこと。これを土産にします。

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