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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −52−

<<   作成日時 : 2016/12/25 05:39   >>

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 今年のラス前4週目。東京新聞は恒例の月1回の「平和の俳句」特集版を発表した。これは選に漏れた句を事務局が選び披露するもので、戦中派にとっては、むしろ平和への思いを「いや増す」秀作が多く郷愁を誘われる。今回も2句を紹介しよう。

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  柿の実の一つ残りて天高し<     
     鹿山吟子(82) 東京都品川区 

 太平洋戦争が始まる年に、父の働く満洲の奉天(中国・瀋陽)に家族5人で渡り、終戦の翌年夏に故郷の熊本県へ引き揚げてきた。小学6年生になっていた。秋の運動会の練習の折、ふと見上げると、校庭の土手の柿の木に一つだけ残された真っ赤な実が、真っ青な空に美しく映えていた。戦争は本当に終わったんだと、そのとき心から感じた。

  小六の校庭で聞きし開戦日     
     大竹幸江(87) 埼玉県所沢市 

 今年初めて小学校の同窓会に参加した。一番の思い出を聞かれて、昭和16年12月8日の朝、校庭で校長先生が「アメリカと戦争が始まった」と話されたことことを挙げた。「日本は神国だから戦争に負けたことがない。絶対に勝つ」と言われ、玉音放送を聞くまでそう信じていた。

ぼくらは、平和をたべて生きている 林 輝美(62) 岐阜県安八町 2016・1・18

】<水野真紀>水や空気の如く平和がある幸せ。でも丹精込めて育てるのも平和。 <金子兜太>夏の暑いおきの敗戦以来、平和を食べて元気になって、現在に及んだのだ。

軍服を着させたくない孫十九 斎藤佳彦(74) 浜松市北区 2016・12・19

】<金子兜太>徴兵適齢者が開戦時は二十歳だったが、今は十八歳を成人にするかもしれない。孫はいます。九歳。心配だ。嫌な気持ちだ。

平和への一歩はきっと知ることだ 濱口円香(14) 三重県伊賀市 2016・12・20

】<いとうせいこう。真理。知性を失い他者を無視すれば見境なく人は争う。 <水野真紀> 無知は時として罪となる。14歳の気付きへ期待大。 <金子兜太>これは修学旅行後の大収獲。前は「平和とは笑い楽しむ毎日だ」だった。

手に平和にぎり産まれる赤ん坊 吉田凌子(74) 石川県白山市 2016・12・21

】<金子兜太>安心して赤ん坊の産める平和な世界が欲しい。戦争はおことわり。<水野真紀> 難民船で産み落とされる命も。無垢の笑顔が血に染まらぬ世界に。

よく噛みて長らふことも平和かな 太田友子(78) 愛知県瀬戸市 2016・12・22

】<いとうせいこう>ゆっくりとしっかりと噛んで呑み込む。食物に限らず拙速では安寧を損なう。長生きをどうぞ。老いを価値なき者とする連中より長く。

沖縄の心を知らぬ愚か者 日紫喜 誠(77) 名古屋市北区 2016・12・23

】<いとうせいこう>心の奥を傷つけて謝ることもしない。そんな社会でいいのか。 <金子兜太>今次大戦時の苦渋困憊、その後の植民地さながらの屈辱に耐えて。沖縄よ。

人と人争う意味はいつ分かる 中島弘樹(16) 岐阜県関市 2016・12・24

】<水野真紀>深い。即答できない。人生を終える時から地球が滅亡する時か・・・。 <金子兜太>「いつ分かる」でなく「いつか分かる」。辛抱づよく、寛容に。

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