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zoom RSS 戦後71年 「平和の俳句」 −53−

<<   作成日時 : 2016/12/31 06:10   >>

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 2014年からスタートした「平和の俳句」シリーズ連載。今週で2015年度の最終になりました。恒例により冒頭の句は、12月15日に掲載された「特集版」から2句選びました。選者は瀬口晴義社会部長と文化部の出田阿生記者。

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  シベリアで何があったの父の忌日                             
        氏家 孝(62) 群馬県沼田市 
 
 「平和の俳句」への投句には、シベリアを詠んだ句が少なくない。極寒と飢え、強制労働・・・。過酷な体験をしたはずの父や祖父が、ほとんど語らずに亡くなったことを詠んだ句が印象に残る。93歳で亡くなった父。視の直前に出した歌集「山河あり」で抑留期間に触れた程度で、体験したことは黙したままだったという。(瀬口晴義)

  戦争に左右されないわが人生                              
       吉田和子(74) 横浜市青葉区
 
 
 終戦の直前、焼け野原にゴロゴロしていた油脂焼夷弾は、断面が六角形で、「巨大な鉄の鉛筆」のようだったちう。その鉄の塊で大勢が死んだ。平和とは皆の命。世の中の問題に知らんぷりして、日めくりをちぎる日常をやめたい。最期まで「戦争に左右されない人生」でありたいから。(出田阿生)

日本は平和についてあさはかだ 杉山 開(15) 岐阜県関市 2016・12・25

】<金子兜太> 言いきって見事なり。「あさはかだ」が図星といいたい。語られることは多くなっているが真剣味が足りない。考え方が甘いのだ。

永らえて愚痴は書くまい日記帳 高橋いく子(89) 浜松市中区 2016・12・26

】<水野真紀>齢(よわい)の到達の果てに自分はこう思えるだろうか。多々の苦難を乗り越え、自らの生の意味を達観してこその句。かく在りたい。

先見えぬ現在が戦前か大の字 山本絹江(71) 石川県内灘町 2016・12・27

】<いとうせいこう>脱力をして横になり、しかし手足を広げて空を見る。抗いましょう。 <水野真紀>大の字になると見える空。この空は戦地へも続いている。

戦争よ春はそんなに退屈か 並木孝信(82) 神奈川県厚木市 2016・12・28

】<いとうせいこう>この春のかけがえのなさ、愛しさ、穏やかさは失えば戻らないのだ。 <水野真紀>夏に強く意識する反戦。個々がアンテナ張れば、そこここに戦争が。

一億と呼ばれ平和を確かむる 伊東 斎(76) 浜松市中区 2016・12・29

】<水野真紀>一億とは何と夥しく軽く。流されない知性、悠紀を。 <金子兜太>「平和なのか」とまず尋ねること。ひとの数だけでは駄目。 <いとうせいこう>ひとまとまりに把握する怠情が始まったら、注意せよ。

平和とは自分で作る幸せだ 清川羽菜(13) 愛知県豊根村 2016・12・30

】<いとうせいこう>他人に与えられるのを待っていても平和はあらわれない。幸せを求めて行動しなければ、と中学一年生に教えられる。叱咤される。

通年の季語とするべき平和かな 小林 明(81) 東京都昭島市 2016・12・31

】<金子兜太>俳句では詩語に季語と事語があり、平和は事語。季節並みに使えばよい。 <いとうせいこう>あらゆる季節の自然と人の間にあるべき平和を、常にうたうべきだ。

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