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zoom RSS 「平和の俳句」 それは人生の詩

<<   作成日時 : 2017/04/21 06:18   >>

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「始まって2年余り、一面に載った平和の俳句は八百を超す。個別に記事に出来なかった人にも、それぞれの人生がある」と、東京新聞。同紙が4月15日付コラム「コンパス」に紹介した「ある父子」が一つのドラマ。読むほどに胸に迫る。

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 「父の訴えであった俳句を棺(ひつぎ)に入れてあげたいと思います」。二月半ば、長野県塩尻市の松瀬俊也さん(57)からメールが届いた。愛知県知立市に住む父の勤(つとむ)さんは「平和の俳句」の熱心な投句者。その勤さんが危篤状態になり、どうか掲載紙を送ってほしい。とのことだった。
 すぐに過去の紙面で勤さんの名前を探し、シベリア抑留中に病死した兄への思いを詠み続けていた人だと思い当たる。<シベリアの兄に見せたき富有柿><流星の果てはシベリア兄眠る>。三人兄弟の末っ子で父と長兄も戦死したこと、誰ひとり遺骨は戻らず空っぽの墓を建てたことは、俊也さんのメールで知った。


 句が載った紙面と単行本を贈ってひと月ほど、俊也さんから丁寧な礼状がきた。勤さんは86歳で眠るように世を去り、親族で俳句を話題に生前をしのんだそうだ。最期は父と兄への土産にと、棺の中で本を胸元に抱いて旅立った。礼状には「天国で俳句を見せながら、話に花を咲かせることでしょう」とある。
 始まって2年余り、一面に載った平和の俳句は八百を超す。個別に記事にできなかった人にも、それぞれの人生がある。
 「父の俳句から感じ取ったことを、いつか何かの形で世の中に訴えていけたらと思います。小さなことでも」。それは、確かに受け継がれてゆく。(川原田嘉子)

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