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zoom RSS 戦後72年 「平和の俳句」 −13−

<<   作成日時 : 2017/04/02 06:22   >>

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 「平和の俳句」4月の第1週。米軍の爆撃で、一夜にして10万人が亡くなった東京大空襲。3月10日、東京新聞 は、「大空襲を読み継ぐ」と題して、空襲体験者の思いを紹介した。これは東京・中央区の赤羽布美子さんの一句。

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   弥生なりみる夢いつも空赤く      
            赤羽布美子(79)

 
 3月になると、火の手から逃げながら見た真っ赤な空が脳裏に強くよみがえる。赤羽布美子さん(79)=東京都中央区=は空襲当時、国民学校の2年生だった。
 空襲警報が鳴って両親に起こされ、二つ上の兄と越前掘(現中央区新川)の自宅そばの防空壕に入った。ぎゅうぎゅう詰めの壕内に「ヒュルヒュルヒュルー」と焼夷弾が落ちる音が響く。「逃げろ」という大人の声がして慌てて外に出た。
 目にしたのは、地面のあちこちに突き刺さる焼夷弾。自宅も燃え始めていた。近所で消火に当たっていた両親の姿は見えず、兄と一緒に離れた川沿いの防空壕に向かった。
 中に入って30分だったか1時間だったか。名前を呼ぶ母の声が聞こえた。防空壕を出て、両親と兄と4人で火と煙の中、神社を目指して逃げた。振り返るたびに、真っ赤な染まった空が目に飛び込んできた。数日後、戻った自宅は跡形もなかった。
 「両親ともう会えないかもしれないと思いながら、防空壕で待っていた時の切なさは忘れられない。あの時代に二度と戻らないでほしい」(北爪三記)


この平和歯は無けれども噛みしめる 磯貝 正(86) 愛知県碧南市 2017・3.26

】<いとうせいこう>愉快な句だ。もう一本も歯のない顎をぐっと噛みしめる。平和だからこそ戦争に行けないものもしっかりと生きていけるのだから。

春の地震(ない)縄張りなんかおかしくて 野崎憲子(63) 香川県さぬき市 2017・3・27

】<いとうせいこう>地球という存在が起こす現象を前にして、人間の利権の愚かなこと。<金子兜太>春です。縄張り根性なんか吹き飛ばして、自由を味わいます。

平和とはうそのない文字信じます 石田守幸(100) ブラジル。サンパウロ市 2017・3・28

】<金子兜太>年齢百歳(百寿9の石田氏にとって「うそのない文字を信じます」のひと言がじつに切実にひびく。平和は真実あり。

味噌汁が胃に飛び込んで躍動す 鈴木正勝(79) 静岡県湖西市 2017・3・29

】<金子兜太>日本人の身体の一部は味噌汁で出来ている。味噌汁と遊べ。 <いとうせいこう>日本食で育ったものなら、この安信感と喜びと平和がわかるだろう。

涙ぐむ程の桜を今日も見た 橋爪朋子(62) 三重県桑名市 2017・3・30

【評】<岸本葉子>年1回限られた日数咲く桜は、回想を喚起する力の強い花。咲くさまが明るければ明るいほど、今年の花に居合わせなかった多くの人を思う。

七十二年老木の洞に柳の芽 若林ふさ子(66) 東京都北区 2017・3・31

】<金子兜太>戦後72年をまるまるこの洞のある柳の老木とともに生き抜いてきた作者が見えてくる。余裕をもぅて生きてきた、その洞の温かさ。

桜前線早いだ遅いだ平和だら 中村 宏(79) 愛知県豊川市 2017・4・1

】<いとうせいこう>もっぱらそんな話題に終始するとき、私たちはうきうきと春を楽しんでいる。桜と共に散ろうなどとは思っていないから。平和たち。

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