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zoom RSS 戦後72年 「平和の俳句」 −26−

<<   作成日時 : 2017/07/02 05:29   >>

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 6月最終週の「平和の俳句」。東京新聞は惜しくも選に漏れた作品の中から事務局の記者が選んだ1句を二ヶ月に1回「特集」で紹介しています。今回は瀬口晴義社会部長の推薦句です。

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  おとうとのその名はずばり良い憲法
      井上賀子(73) 埼玉県鴻巣市
 

 12年前に91歳で亡くなった父は、新憲法が施行された昭和22年生まれた弟に「良憲」(よしのり)という名前を付けた。中国大陸、南方戦線で戦い、ビルマ(現ミャンマー)で捕虜になった父。子どもたちに戦地の話をすることはなかったが、弟の名前に込められた平和への思いが伝わったという。

  無差別に三月十日の狂気
    大村森美(82) 東京都大島町

  
   骨も無き戦死の叔父に初つばめ
    下山信行(77) 前橋市



かたつむり優しき国の雨日記 桜沢新太郎(46) 福井市 2017・6・25

】<いとうせいこう> 雨日記がいい。そこに日々、何を書き込むのか。ゆっくり行きたい。<金子兜太> 絹のような雨脚の、それこそ平和の国といえるほどの山河が。

この子に空気のような平和あれ 池野武行(72) 愛知県一宮市 2017・6・26

】<いとうせいこう>まさに当たり前のように平和があった。それが損なわれ始めている。生きる環境が劣化する。空気のごとく太陽のごとく平和あれ。

級友と行くクスリ持参の旅の宿 山本絹江(71) 石川県内灘町 2017・6・27

】<ミムラ>常備薬を携えながらの旅行なのに、樂しげで長生きの喜びが伝わってくる。調整が必要でも、長寿を楽しむ姿勢に勇気をもらった。

鴨居から平和を見下ろす父母の影 高橋彰彦(71) 名古屋市中川区 2017・6・28

】<金子兜太>少し無気味過ぎるかなと思って、ためらっているうちに、しだいに父母の影が和んできた。平和に包まれてしまった。ありがとう。いかく

どうしてる机並べた異国の子 木幡雅好(82) 福井県あわら市 2017・6・29 

】<ミムラ>隣の席だったのに境遇が離れゆく、国境の高さと固さが見える。 <いとうせいこう>満州での友達を思い出した句。その運命はいかに。人は平等に生きる。

メモ帳に父の種々時を溜め 平野和男(69) 静岡県掛川市 2017・6・30

】<ミムラ>私も祖父の日記帳を持っているので、作者の気持ちに共感。 <金子兜太> メモ帳は父の古い日記風のノート。教師だった父の長い戦後。

手から手へ蛍手渡す平和かな 池崎幸枝(85) 福井県坂井市 2017・7・1

】<金子兜太>闇の中で、知らない同士が蛍を手渡しあっている。平和な風景。 <いとうせいこう>知らない同士が蛍を渡しあった記憶だという。その繊細な手つきの優しさよ。

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