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zoom RSS 歌ってよわたしの詩たちC

<<   作成日時 : 2010/09/27 07:52   >>

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首里の日本軍が米軍の圧倒的な砲撃の前に完全に敗退し、事実上沖縄戦が終わったとされた日から非戦闘員であった住民は沖縄南部を目指して逃れて走った。それを追う米軍の攻撃で多大な被害者が出たことは周知の事実である。

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  ひんぷんのかげ

椿 ぽたりぽたり 落ちて
赤く染まった庭(なあ)
ひんぷんのかげ
だれもいない
ぽっかりの日だまりばかり


風が ほろろほろろ 通る
黒い砲弾のあと
ひんぷんのかげ
だれもいない
しらじらと日だまりばかり

歌も ゆらりゆらり 消えて
いのち絶えた家
ひんぷんのかげ
だれもいない
あかあかと日だまりばかり




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 一家一族がすべて死に絶えた家も多かったろう。「復帰」五年後訪れたときにも、位牌だけを飾った空家をいくつも見た。しらじらと無残な光景だった。

 復帰三十年の今も、まだそのままに残る空家を見た。正面に銃弾の痕を黒く残す「ひんぷん」があり、まわりこんだ裏側の庭には明るい陽射しだけがあった。そこに、真っ赤なやぶつばきが咲きこぼれていた。晴れ上がった沖縄の青い空の下の赤いやぶつばき。それは無残に殺された死者の叫びのように見えた。狙撃されて死んだバークナー司令官の報復に村一つを焼き尽くし殺し尽くした話に昨年、九月十一日以降のアメリカの報復戦争を重ねて思わずにはいられなかった。

 
 ほんものの明るい空の下で咲くやぶつばきの花が見たい。

【注】ひんぷん
サンゴや石で築いた塀。沖縄の住宅は正面が仏間。礼のため真っ直ぐ正面から入らずひんぷんを左右から廻って入る。

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