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zoom RSS 詩集 終からはじまる歌D

<<   作成日時 : 2010/11/02 08:03   >>

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もう32〜3年も前のことだったか、あの横井久美子さんが江東区にやってきた。作曲家の岡田京子さんともども「沈丁花の花と妹」を携えてきた。橋本代志子さんや「江東の空襲慰霊碑をつくる会」の婦人たち30人に囲まれて歌った。作詞者・永井和子が「五月の風といっしょに」と、その時のことを詩(うた)う。

画像
  五月の風といっしょに

五月の風といっしょにやってきた
あなたは
たくさんのうたの花を
こぼしていってくれた

なれないコンサートに固くなっている
おかあさんたちに
あなたは
小学校一年生の男の子と
一歳半になる女の子がいることを
かざりっけなくうちあけてくれた
洗濯物の山と買物袋と二人の子どもをかかえて走る

「自転車のうた」は
あなたの生活であったし
笑いころげ うなずき
ちょっぴり涙ぐんだりしてきいている
おかあさんたちそのものだった


さわやかな夏をはこんでくる風のように
あなたのうたは
新しい世界を届けてくれた
アイルランドのやさしい町並み
レンガ造りの塀や古い井戸は
忘れていたたいせつなものや
古い友だちを思いださせてくれた

そして木々のみどりに染まった風のように
あなたのうたは
未来を信じさせてくれた
解放されたベトナムのまぶしい空をみるように
わたしたちは「小さな町」のうたにききほれ
若者は真実のふるさとを
思い浮かべたにちがいない
でもこの江東の町だって わたしたちのの町
わたしたちのふるさと
隅田川に魚たちが泳ぎまわる日がきっとくる
あなたのうたに浸りながら
わたしたちは
沈丁花の花の香りと明日へのひろがりを
感じていた


そしてなによりも
五月の風といっしょにやってきた あなたは
たくさんのうたの種をこぼしていってくれた
わたしたちの町に
それはいつか 芽をだすだろう
ちいさなみどりの芽を
そのとき あなたは
その芽たちのために
さわやかなうたをうたいに
またきっと かえってくるだろう


余談】その場に居合わせた僕。つかつかと寄って来た横井さん、「なぜ私を呼んでくれなかったの」と目をしばたたいて微笑んだ。「○○代議士を励ます会」に呼ばなかったことを指している。

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