人災だったらそれは誰が

東京新聞の夕刊に「大波小波」というコラムがある。ときに読ませてくれる。今日は9月21日付の「『原発責任』を問う」を紹介しよう。大震災に続き原発事故という未曽有の事件のことを誰もがいとも簡単に「人災」という。だが誰が引き起こし、誰が加担したかが明瞭にされていない。その解明にこれは一つのヒントになるのかも知れない。

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 佐高信の『原発文化人50人斬り』(毎日新聞社)は必読の一冊である。電力会社がどのように世論を操作してきたか、その戦略に文化人たちの誰と誰が加担してきたのか、しかと知るべきだから。
 
 太平洋戦争へ突入するころ、作家をはじめ画家や映画人など、ありとあらゆる文化人たちが動員され、世論は巧みに誘導されていった。その結果がヒロシマ・ナガサキへの原爆投下であった。今回の原発事故も同じような経過をたどってきたのではないか。

 電力会社が、札束でひっぱたくようにして文化人や、学者、タレントたちを取り込んでいったことはよく知られている。莫大な金が動いたことも周知の事実である。その金に群がった五十人の文化人やタレントたちが、本書では、はっきり実名で挙げられている。えっ、まさか、あの人まで、と驚くような名前も次々に出てくる。

 戦後、多くの文化人たちが戦争責任を問われて表舞台から消えていった。だが、原発文化人たちはシャーシャーとして、今日もテレビや雑誌を賑わうている。かれらは恥じ入って退場しなければおかしい。メディアも自己検証すべき時ではないか。そうでなければ福島の同胞たちは浮かばれない。 (福島県人
 

 

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