開戦70年 12月という月

12月になりました。この国にとって、12月はあの戦争をしっかり考える月です。そして「二度と繰り返してはならない」と反芻する月でもあります。数年前東京新聞に投稿した12月8日によせる思いを再現してみます。コラム風にアレンジしてみました。

▼兄は雲ながれる南の空に果てました
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 太平洋戦争開戦の12月8日は、ジョン・レノンの命日としても歴史に残る日です。毎年この日になれば私の記憶も呼び戻されます。70年前の早朝、ラジオからながれる臨時ニュースに耳を傾け日本中が「ついにやったか」と胸を躍らせ、真珠湾の大戦果に酔いしれていました▼歴史書をひもとけば、この日はまた、破竹の勢いでモスクワ郊外まで到達していたナチス・ドイツ軍がロシア人の血塗られた抵抗と冬将軍にあって、総退却を始めたと書かれています。歴史は皮肉なもの。世界の東西のファシストが同時に「終わりのはじめ」をスタートしていたのです。繰り返してはならない痛恨の二十世紀の戦争史▼31年前のこの日、ニューヨークの自宅前で凶弾に倒れたジョン・レノンが「戦争は終わる。もしもあなたが望むなら」と歌いました。「愛と平和」の歌です。12月8日、憲法が変えられようとしている今、この日を戦争体験者ならずとも、戦争を知らない子どもたちと「平和をのぞむ心」を共有し、歌い伝える日にしたいものです。

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