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zoom RSS あの人に迫る 吉永小百合さん

<<   作成日時 : 2012/02/29 06:23   >>

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東京新聞に「あの人に迫る」という文字通りあの人の知られざる内面をビビッドに表してくれる特集記事があった。これは八年前(2005年8月5日)、あの人、吉永小百合さんの場合だ。読む程に心洗われる気がしてしっかりフアィルしておいた。閉塞感つのる今の日本だからこそ多くの人に読んでいただきたい。なんとも初々しく清々しいからだ。

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  原爆の恐ろしさ 声の限り伝える
 
 日本を代表する女優。この称号を吉永小百合さん(60)に用いるについて異議をいう者は少ないだろう。一方で、二十年近く原爆詩の朗読を続けていることでも知られる。改憲の動きなど、この国の危うさに対して抱く危機感はなまなかではない。1945年(昭和209)年生まれ。“戦後同い年”の吉永さんは、こう繰り返した。「今、声を上げないと」。6日は広島の原爆忌ー。
 
  原爆詩の朗読はライフワークですね
 
 声が出る限りは続けていきたいと思っています。朗読を聴いた人たちが、父母会でも何でもいいから、また読むということをして下さればと思っていて、また、そういう人たちも増えて行っているんですね。七月には広島の(国立広島原爆死没者追悼)平和祈念館で朗読したんですけれど、その時は(対象が)被爆者の方々と爆心地に一番近い本川小学校の子どもたちで、大人対象の時でも必ず子どもたちに入ってもらい、最後には一緒に歌おうという形をとっているんですけれど、本川小の子たちが歌いながら泣いていたんですね。多分、東京の子どもたちとは違う感覚で朗読を聞いてくれて。つい最近、感想文を送ってくれました。励みになりますね。朗読を続けていこうと改めて思いました。

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      憲法9条は日本の誇り 
 
  米国に行って朗読をされたことも 
 
 ちょうどスミソニアン博物館の原爆展が中止になったりした時期で、うまくいかないんじゃないかと悩みましたが、米国人のボランティアのお陰でいい雰囲気でできました。被害者とか加害者とかを抜きにして、原爆の恐ろしさを知っている人にとっては、絶対に核兵器が使われてはいけないっていうのは共通なんですね。米国ではことさら言わないようしているってこともありますが、みんな知らないから、例えば最近では(ブッシュ米政権が)小型核(の開発)をどうとかって話にもなる。知れば、やめようということになります。日本人は努力して知らせることをしなければと思います。

  最近、改憲論議がかまびすしい
 
 憲法九条が私たちを守ってくれていると思うんですな。六十年間、外国に行って人を殺さなかったというのは日本の誇りだと思うし、よその国からうらやましがられている憲法だと思うんですね。それを大事にしないっていうのは分からないし。すぐ(改憲論者は)国際貢献のためには、っておっしゃるけど、武力じゃなきゃ国際貢献は成立しないのって聞きたくなるんですね。言葉や頭を使ってできるはずです。

  ものを言いにくい社会、沈黙は後悔
  
  今の日本にきな臭さをを感じていますか
 
 政治家のみなさんの中では、戦争への道が進んでいるように思えます。マウコミもものをいいづらくなっている。でも一般の人は、自分の子が戦争で死ぬことになるかもしれないって、そこまで考えているのかな、と。考えなきゃいけない時期だと思うんですけどね。国を守るのなら、武器を持ちません、っていうことは逆に武器になるんじゃないでしょうか。あんなにたくさんの人が亡くなった戦争を経ているんですから、それを教訓にする道を進んでほしいと強く思いますね。

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  一般に日本の俳優たちは政治的な問題意識を口にしませんが。
 
 私は普通のことを言っているだけなので。プロパガンダするようなことを言っている思いはないんです。ただ、なんで私だけが、って気がしないでもないんですね(笑)。 (原爆の悲惨さを訴える朗読劇「この子たちの夏」を続けている)木村光一さんら地人会のような活動もあり、多くの俳優も参加していらっしゃる。たまたま発言する機会が多いから私が目立つのかもしれないけれども、もし(同じように)思うのなら、少しでも言ってほしいな、と思うことはありますね。先日、NHKに森光子さんが出ていらして「どんな戦争でも戦争はダメ」ってはっきりおっしゃってたんですね。戦時中、兵隊さんたちへの慰問とかもおやりになった方でしょ。ものすごく言葉に重みがあるんですよね。

 そういう、ものを言うことに対する“逆風”を感じますか。
 
 ものを言いにくい社会になってきていると思うから、余計に「言おう」って。黙っていたらどんどん進んでいって後悔するだろうと思ったし。子どものころ、母に、「戦争の時、なぜみんな何も言わなかったの」って聞いたら「なんとなく、言えないような雰囲気になっていった」って。まだそこまでは行っていないけど。だからこそ今が一番大事だと思うんです。
 
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 積極的に発言しようと思った具体的なきっかけがあったのですか。
 
 世界のだれもイラク戦争をやめさせられなかった、ということですね。日本は米国の言うことを聞き「正義の戦争だ」と言って何の抵抗もなく支持しました。国民の思っていたことではないと思うんですが、(小泉純一郎)総理がああいうこと(支持)をおっしゃったというのは、とてもつらいし。そのことが大きいですよね。仲の良い国だからこそ間違った時には言えるはずって思うんです。結局ずるずると泥沼ですよね。たくさんの人が亡くなり、その中で劣化ウラン弾も使われて。すごく悲しくなったんですが、悲しいからって下向いていては何の解決にもなりませんから。

 米大統領は資料館見て
 
 一つ、これという原爆詩を挙げるなら。
 
 峠三吉の「序」でしょうか。どんな詩でも、あれは最初に読むんです。シンプルで分かりやすい。なるべく抑えた読み方を心がけていましす。私が選んで読んでいる原爆詩は、穏やかなものだけなんですよ。もっと被爆直後のすさまじい描写がある作品もたくさんあるんです。本当はそれを読まなきゃいけないんでしょうけど、最初からそうだと若い人たちの拒否反応に遭ってしまう。インパクトの強いものをどういう形で見てもらうようにするか今後、考えていかないと。
 
 原爆資料館の音声ガイドのナレーターも務めた。だれに一番資料館を見てほしいですか。
 
 ブッシュ大統領です。(原爆の結果を)見てもらうだけで(伝わる)。人間が人間としてでなく殺されるっていうか。戦争を超えた、もっとひどい殺戮(さつりく)ですよね。
 
 女優業では、今後、どんな仕事を
 
 夫婦のしみじみした話をやりたいですね。キャサリン・ヘップバーンとヘンリー・フォンダの「黄昏」のような。最近見た映画では「エレニの旅」(テオ・アンゲロプロス監督)が心に残りました。ああいう映画に出てみたいと思いますね。 (聞き手・島田佳幸=名古屋社会部)

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