意地悪じいさんの小言ー1-

江東区の区議を7期28年つとめた鈴木康吉さんが2冊目の自著を上梓した。題して「意地悪じいさんの小言」、副題が「深川自由日記2」。どんな意地悪か、先ずは元朝日新聞・編集委員の猪狩章さんの<まえがき>からご覧ください。

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    鈴木康吉さんの第二作上梓
 
 「継続は力なり」という、よく知られた言葉があります。これは、まさに鈴木康吉さんの日々の執筆活動に通じることだといえましょう。一本一本の作品が積み重なって一冊の本になり、改めて大きな成果となっています。
 鈴木さんは、私が講師をつとめる江東区古石場文化センターの自主講座「文章教室」のすぐれた同人で、朝日、毎日、東京、しんぶん「赤旗」などへの投稿を続け、その多くが掲載されています。

 鈴木さんは、そうした作品を含め、2011年3月、『深川自由日記』を出版されました。本書はそれに続く『深川自由日記2』で、とくに「意地悪じいさんの小言」というタイトルがついているのは、2010年12月17日の毎日新聞「みんなの広場」に掲載された投稿にちなんでいます。
 ラーメン屋さんのカウンター席で隣り合わせた若い女性が、備え付けのテッシュペーパーで鼻をかみラーメンを啜っていました。彼女は食べ終わると使ったテッシュをカウンターに置いたまま、代金を払って出て行こうとしました。たまらず鈴木さんは彼女の背に向って「忘れ物ですよ!」と声をかけました。その後の成り行きは本書所収の作品を読んでいただきますが、この感想が論争となり「サンデー毎日」で岩見隆夫さんも取り上げる事態となりました。私も岩見さん同様、的はずれな意地悪指摘とは思いませんでしたが、鈴木さんにとっては思わぬ経験だったようで、本書のタイトルになったのも当然でしょう。

 本書の前半は「自分史」づくり目指して折々のテーマで書かれたもの。亡き御両親へのレクイエム(たとえば「掃苦」や)、なつかしい故郷もの(たとえば「茸」「ハタハタはまだか!」など)。内容は多彩、かわいい孫娘こころちゃんが登場(「ピップホップダンス」)してからやわらか味も加わりました。後半は新聞への投稿作品。今日のマスメディアに対する正当な批判が、ずっと新聞記者をしてきた私を考えこませます。

 前作につづき皆さまのご愛読をお願い申し上げます。

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