
中国の漢時代はローマと同時代である。この漢代は政治思想が非常に高まった時である。この時、一般に力強く主張された思想は、反帝国主義であった。思想家は、南方の未開民族と土地を争うことに強く反対している。中国は二千年昔に十分に平和思想が確立していたのである。そして、宗・明にいたるまで、外国に侵略されたことはあっても、外国を侵略したことがなかった。南洋の小国の進や帰化も、彼らから望んでしたことであって、中国が武力で圧迫した結果ではない。これらのことは、世界の最強の国にも見ることのできない中国の光栄である。(三民主義)
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