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zoom RSS 東京新聞 「筆洗」がいい

<<   作成日時 : 2012/12/12 06:38   >>

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毎朝決まって目を通すのが東京新聞一面下のコラム「筆洗」だ。昨日は10日に急逝された俳優の小沢昭一さんの半生を淡々とした筆致で多くのエピソードを含めて描き出している。同時代に生きた軍国少年の私の来し方に重ねるとその軌跡に類似点を見出し感慨深い。

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 取材のため、海軍兵学校の名簿を調べていた時、おやっと思う人の名前に目が留まった。俳優の小沢昭一さんだ。当時、当たり前のように軍国少年に育った十六歳は兵学校の予科n進み、半年もせずに敗戦を迎えた▼実家のある東京・蒲田に戻ると、一面が焼け野原。祖母は空襲で亡くなっていた。灯火管制が解かれて、焼け跡にぱっと明かりが灯(とも)った時には、「あー、ありがてぇなー」と涙が出るほどうれしかった。と本紙の「この道」で述懐していた▼舞台や映画での役者、歌手、ラジオのパーソナリティー、俳人、大道芸や放浪芸の研究者・・・。多彩な分野で才能を発揮し、軽妙洒脱なエッセーでも読者を魅了した小沢昭一さんが八十三歳で亡くなった▼一九七三年から始まったラジオ番組「小沢昭一的こころ」は、昨年五月に一万回を迎える長寿番組になった。人間味あふれる独特の語り口は、ラジオの魅力を再認識させてくれた▼戦争で家を焼かれ、貧乏のどん底を経験してきた小沢さんは、民主主義をもじって「貧主主義」を唱えてきた。「僕には今日の豊穣(ほうじょう)ぶりはどうもしっくりこない。ほどほどの貧乏、ほどほどの豊かさがちょうどいいんです」(『思えばいとしや”出たとこ勝負”』)▼日本人がまだ貧しかった時こそ、世の中は元気で、輝いて見えたという。その時代の空気を知る人がまた一人去った。

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