平和を願う春の花見つけた

1950年代のはじめの学生時代。学生(平和)運動が挫折に陥ったとき、紛らわせてくれたのは映画と歌だった。授業にはほとんど出ずに通いつめたのが映画館。木下恵介の「二十四の瞳」「女の園」、吉村公三郎の「足摺岬」などなど。アルバイトで得た金を注ぎ込んで、のめり込んだ。

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 そして歌。慶應・三田のキヤンパスの北東、古色蒼然とした福澤諭吉演説館の前で、昼休みに数十人ほどがそろい、立ち並びコーラス。歌はロシア民謡と反戦歌。そのなかでも忘れられないのが「いぬふぐり」であった。
       いぬふぐり   すずき・みち詞・曲 
 丘はいま柴山
 いぬふぐりも咲いている
 息をはずませてのぼった
 くにさんと一緒にのぼった

 いぬふぐりを忘れない
 くにさんを忘れないずっと
 戦争の悲しさ忘れない
 戦争が起こらんようにする



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 これは、戦争で死んだ「くにさん」を想う少女の歌である。「くにさん」は恋人かも、あるいはお兄さんかもしれない。
 『いぬふぐり』は、私たちに「生き残った者」は何をなすべきかを教えてくれる。この歌の主人公は「くにさん」を思いながら、「せんそうのかなしさわすれない/せんそうがおこらんようにする」と叫ぶのである。


【リンク】曲がながれます。
 http://www.utagoekissa.com/inufuguri.html

            三田・福澤諭吉演説館⇒

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