「七加子さんと長話し」 鈴木康吉

元共産党江東区議を7期28年務めた鈴木康吉さん。この程三冊目の自著を自費出版された。このブログでも何回か紹介してきたが、今日は17ページ所載の「七加子さんと長話し」を転載しよう。ぼくも部外者ではないので興味心々、一エピソードだが、当時のことが生きいきとつたわってくる。

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 「ね!どうしてる? 」「こないだはありがとう」先日夜、わが家の「家電」にこんな電話が掛かってきた。あの不破哲三さんの奥さん、七加子さんだ。
 不破さんと言えば、衆議院議員11回当選、共産党書記局長、委員長、議長もつとめ、中国やソ連の党などと激しい論争をリードし、現在党社会科学研究所長だ。日本共産党の代名詞みたいな人だ。


 その夫人なのだがー 秋田に帰郷した際、東京の自宅に上田七加子著『道ひとすじ』が送られてきたと妻から電話があったので、「ありがとう」のメモを添えて郷里の土地「稲庭うどん」を送った。それへのお礼の電話だった。聞き覚えのある懐かしい声にびっくり「うどんおいしかったでしょう」「ウーン、まだ半分残ってるわよ」。(不破さんも『時代の証言』を出していたので)「読んだよー二人の本、三日で全部読んだ。素晴らしかった=泣いちゃった」と、言葉がつまった。「泣かせないでよ! わたしのはね!」と謙遜するが、どうして、中央公論社刊で『革命的熱愛人生』と各メデイアが紹介し、絶賛している。

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 さあ!それからが大変。「○○さんどうしてる?」とか「○○ってね、私の頭、ずいぶん白くなったわね! なんていうの」「白く染めてんの!」と言ってやったわ!」などと屈託がない。「(不破さんの)選挙大変だったよね!」と昔話。みんなわたしを引っ張り出して、『口紅つけろ』とか『洋服どうだとか』いろんなこと言って! などと話出した。わたしも不破選挙を共にたたかった仲間として「反論」した。「東砂の洋品店で、あなたの服を着替えさせたの覚えている?」「えーそうなの?わたしだってあなたのネクタイだめ!、と、選挙の時替えさせたよ!」などと言う。 「あなたの奥さん元気なの?」など気遣う。「元気よ! 布草履教えてる=今度送るからね!」。こんなあんばいである。

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 彼女の著書『道ひとすじ』は、諏訪生まれの少女時代や好奇心旺盛で吉原を見学したこと、東京大空襲を生き延びた話。共産党との出会いや不破さんとのラブレターの交換など、ドキドキの連続です。そして、不破さんの衆議院選挙。この辺になると「そうだそうだ!」わたしの記憶と重なることがたくさん出てくる。全国遊説の不破さんに代わって、候補者カーから「不破の家内でございます」。彼女、これがなかなか言えない。よどみなく言うのに時間がかかったことを覚えている。高齢になられるが、丹沢の麓からお元気でわたしたちにこんな素晴らしいメッセージを届けてくれた。(鈴木康吉 12・6・8)

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