
戦争と映画音楽
戦後間もなく見た映画で、今でも記憶に残っているものを10本挙げろといわれれば、すらすらと出てくる。それは「風と共に去りぬ」をはじめとして、「戦争と平和」「今ひとたびの」「戦火のかなた」「自転車泥棒」「鉄道員」「第三の男」、そして「禁じられた遊び」・・・などなど。
敗戦の混乱期とあって、やはりあの戦争は「何だったのか」が一大テーマになったのは自然の成り行きだったが、洪水のように日本に入り込んだハリウッド映画はともかく、イタリアン・ネオリアリズムの潮流には圧倒された。
しかし、何といっても映画音楽には酔わされた。とりわけ、「禁じられた遊び」で流される「哀愁、はかなさ、美しさ」をかきたてるあのギターの調べには吸いよせられた。
その調べをギターでなくピアノの弾き語りで佐藤真子さんが「平和への想い・コンサート」(2010年)で取り上げてくれた。すんだ歌声に来場者は魅了されたことは言うまでもない。
【リンク】 禁じられた遊び
http://www.youtube.com/watch?v=05kutNCA2jc
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