「私の戦後70年」 東京新聞ー発言②

戦後70年、東京新聞は毎月第4金曜日の「発言欄」に「私の戦後70年」として読者からの投稿を募り、掲載することになった。この2月27日(金)には計6本の投稿が寄せられたが、その中から江東区にお住まいの上田義松さん(27)の投稿を掲載する。

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    極限の記憶を 語り継ぐべき
        上田 義松(27) 東京都江東区

 
 「上田、周りを支那兵に囲まれてしまったぞ…」これは、祖父の戦友が戦後、亡くなる直前にうなされながらつぶやいた言葉だそうだ。この方は、戦後数十年たっていたにもかかわらず、日中戦争の悪夢にうなされていたのである。私はこの話を聞き、戦争の恐ろしさwあらためて感じた。
 戦争に参加するということは、常に相手の命を狙い、常に相手に命を狙われなくてはならない、極限状態に置かれるということである。そして、こうした記憶は、戦争が終わったからといって消えるものではない。
 憲法を改変し、「普通の国」になり、「積極的平和主義」の下で戦争をすることになるかもしれない国民は、このことをどれほど理解しているだろう。
 戦後70年が経過し、戦争を経験した世代もきわめて少なくなった。次世代に対しては、勇ましい武勇伝や美談ではなく、こうした戦争の過酷な現実こそを、語り継いでいくべきであると私は痛感する。


】今回の掲載投稿は全部で6本。年齢別に分けると80代が3人、70代1人、60代後半が1人と何らかの戦争体験者が5人に対して上田さんが27歳。追体験の必要性を強調される同君の意見は貴重なもの。

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