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zoom RSS 「わたしの党へ」 永井和子 −7− 「手をつなぐ」

<<   作成日時 : 2015/08/05 10:21   >>

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昨月、他界した永井和子さんの「詩集・わたしの党へ」の7回目。70年10月月25日作である。娘の成長を花のつぼみに似せて詩った包み込むような、ほのぼのとしたもの。その娘は生きていたら、もう年頃の子もいるだろうに。だが行方はいまだに知らず。

画像
小学校三年 九つになって
急にぐんと背が伸びたおまえは
赤ちゃんのように手をつなぐのは
もう似合わないけれど

「あこ お風呂へ行こう」

ふいに声をかけるわたしに おまえは
つづきもののテレビのマンガをほうりだして
ついてくる
外へ出ると すぐ
手をつなぎにくる

友だちの噂話や
勉強のことや
上履きがきつくなったことなんかを
おまえの目をみながら聞く

おまえの心のひだをなぞりながら
笑ったり叱ったりする時間が
一日一日、削られてゆくから
せめて、風呂のゆきかえり
おまえと手をつなぐ

やわらかく甘いおまえの手

わたしの手のなかでおまえの手が
花のつぼみのように
ふくらんでゆく
地球をつつみこめるほど
豊かに

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