
ざわわ・ざわわと
大きな悲しみ運んでくる
今年は念願の沖縄・「平和の礎」参詣の旅に、ご遺族とともに参加する予定です。私自身も加わるはずであった特攻筑波隊の面々が、憶い出されてなりません。「さとうきび畑」の歌がざわわ・ざわわと、大きな悲しみを運んでくるのです。あなたに、穏やかな希望の光が充ちあふれ、元気でお過ごしになるようお祈り申し上げます。平成21年 元旦 木名瀬 信也。

【追記】木名瀬さんが96歳で亡くなられた。。木名瀬信也元海軍大尉は、昭和19年12月、フイリピンで特攻死した兄の戦友。第13期海軍飛行予備学生に志願して土浦海軍航空隊に入隊したとき、同じ分隊、班に属し、入隊の説明会には兄の隣席にいたという戦友中の戦友だった。
彼は抜群の成績ゆえ教官として本土に残り、敗戦まで、とりわけ沖縄戦で多くの戦友を見送ったという。奇しくも東京府立3中出身の彼は大先輩(僕は都立3中)で、同窓会では兄の話で持ちっきりだったことが思い出される。その彼が逝った。もう「特攻隊」は歴史上の一つの逸話として消えていくのかも知れない。 (後列左から3人目木名瀬信也さん)
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