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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −9−

<<   作成日時 : 2016/02/21 05:24   >>

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爆竹の音、大勢の着飾った人たちとざわめき。それはきっと祭りか祝いごとの日だったに違いない。人ごみの中で私たちは、いつまでも高脚(たかあし)踊りに見とれた。高脚は1メートル近くもあっただろうか。(記念誌371頁下段)

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 高脚踊りと「泣き女」
  則次美弥子(旧姓芦田・35回生)

 
 子供の目には高く感じたが、もう少し低かったかもしれない。赤・青・黄の派手な衣装、頭の冠、舞扇を手に大げさに踊っていた。絶対に転ばない高脚、白い女の顔、武人を思わせる髭の顔、笛やカネやドラの音、それらの人々の喜びの歌声と爆竹は、無性に幼心をかき立て、興奮させた。私たちは遠くの中国人町の橋の側まで、踊りの群れについていった。
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 また町で時おり中国人の葬式に出合うことがあった。赤や青の旗がひらひらとなびき、行列が続く。その中でひときわ目立つのが白装束に身を包み、派手に泣き、身をよじって悲しみを訴える一群だった。その姿は子どもの心にも哀れを誘い、人の世の別れの悲しみを訴えるには十分だった。その女たちを「泣き女」という。
 葬式に金で雇われる泣き女。金持ちほど大勢の人を頼んだという泣き女。派手に泣くのも大陸的であったのかと、今にして思う。

右写真は葬式の光景。(写真集 満州公主嶺94頁

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