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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −15−

<<   作成日時 : 2016/02/28 06:19   >>

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橋立町の陸軍官舎の前は、農事試験場に続くひろびろとした野原だった。夏の夕食後など、家族づれ浴衣がけでそのあたりを散策することも多かった。そんな折、高射砲隊の夜間演習に出逢うと、私達は時の経つのも忘れて、それを眺めていたものだ。
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  公主嶺の四季(夏)
    細谷和子(旧姓吉冨・31回生)


 国防色(カーキ色のことを当時はこういった)の大きなトラックから探照灯や聴音機がおろされ所定の場所にすえられる。なにやら指揮官の号令の声がきこえて、きびきびとした動作で人影が動く。
 やがてサーチライトが天空高く光を投げはじめ、機影を探る。複数のサーチライトが遥か上空で交錯し、仮想敵機を捕らえ、それを追う。夜空を飛ぶ飛行機に地上からの光が届いたとき、それは白く、否、妖しい銀色に輝いていた。幻想の世界を垣間見たかのように胸をときめかせたことも思い出す。

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 戦争是非論をさておけば、それはまさしく夜空のショーであった。当時、機械化兵団として全軍に勇名をはせた公主嶺の部隊の、そしてその時代としての最先端の科学技術の実証であったろうか。日進月歩の今日と較べれば、隔世の感といわざるを得ない。
】橋立町の陸軍官舎の前は、農事試験場に続くひろびろとした野原だった。右写真⇒「写真集 満州公主嶺」116頁。

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