満州っ子 平和をうたう

アクセスカウンタ

zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −25−

<<   作成日時 : 2016/03/10 06:16   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

昭和10年から小学校新校舎の建設が始まり、南満工専付属の工業学校を卒業したばかりの私はオヤジの助手として竣工までの三年間苦労をともにした。

画像
   新校舎の建設に一役
        清水 澄(23回生)


 工事は一番奥の一棟から始まったが、三年目のそれも一番最後に上棟式をした。内地と違って、上棟式は二回まで煉瓦が積みあがってからするからである。古式にのっとって弓矢と五色の吹き流しを飾り、森安神主が祝詞(のりと)をあげた。
 基礎は1・5メートルくらい掘って割り石を入れ、その上にコンクリートを15センチ打ちお、込み、そこから煉瓦を積み上げた。壁に沿って長く60センチ四方の配管用ビットを煉瓦で組み、スチーム暖房の配管はそこから各教室に立ち上げた。

画像
 屋根は板張りの上にタールフェルトを張り、その上に防寒用としてモミガラをまぜた土を入れた。瓦はうちの作業場で作ったセメント瓦をふいた。
 常時、60人くらいの苦力(クーリ)が土方や煉瓦積みに働いていた。このほか中国人の大工が20人、左官が10人くらいいた。運動場の隅にアンペラ小屋を造って寝泊りしていた。日本人は満鉄地方事務所の佐藤さんという現場主任のほか、4,5人だった。

画像
】もとの小学校校舎は現在、公主嶺第一中学校になっている。木々は大きく成長し、落ち着いた学園らしい雰囲気をただよわせている。
 校舎は赤煉瓦からクリーム色に変わっているが、端正なたたずまいは昔のままである。窓際にはライラック(リラ)が咲き、春になると芳香が教室を満たしていた。
 (「写真集 満洲公主嶺」138頁から)。

左写真は公主嶺訪中団撮影。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −25− 満州っ子 平和をうたう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる