満州っ子 平和をうたう

アクセスカウンタ

zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −58−

<<   作成日時 : 2016/05/11 06:26   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

昭和14年の秋のころだったか、講堂のステージの緞帳(どんちょう)がなくなった。大騒動になったことがある数日後憲兵隊から、学校から盗み出したといっている盗賊を逮捕し、緞帳も押収してあるから取りに来るようにと連絡があった。(記念誌367頁上段)

画像
   宿直の夜の盗難事件
        古谷貞直(教職員)

 
 私が校長から取りに行くようにいわれて、憲兵隊で緞帳を受け取り、犯人に盗み出した日時を聞いてもらった。数えてみたら、私の宿直の夜のことである。
 当時、満鉄沿線の学校で、次々に盗難事件が発生し、そろそろ公主嶺も・・・・・・というので、宿直員は互いに用心していた。私も校舎1階の窓は、便所のはてまで一枚一枚施錠を確認して巡視した。盗賊は農事試験場の並木に潜み、私が電灯を照らしながら窓を点検して巡視するのを見ていたそうだ。

画像
 やがて校舎の電灯が消えるのを待って、校舎の軒下伝いに侵入口を探し、講堂の非常口を引いたら開いたとのこと。平素は廊下側の扉に鍵がかかっているのだが、巡視に同行した小使いさんに「講堂はどの先生も巡視はいらないのでは」といわれて、巡視しないでしまったのだ。守るに難く攻めるに易し、とはこのことだった。
】右は中国語訳文。
 訳した夏雲さん(1951年長春生まれ)は、独学で日本語を学び、1991年に記念誌・「満州・公主嶺」の全文翻訳を完成した。氏は同書の「まえがき」で次のように書いている。「通読して、この書籍は資料として必ずや価値があると思ったので翻訳して、読者に提供することにした」。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −58− 満州っ子 平和をうたう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる