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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −59−

<<   作成日時 : 2016/05/12 06:56   >>

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あれは三年生の秋だったろうか。私たちの担任は大和田先生だったが、ある日の放課後、他の先生から(お名前は思い出せない)「大事なものを撮ってきたから、ちょっと手伝ってくれないか。先生が合図したら、黒いカーテンをあける役目をしてくれ」。(記念誌367頁下段)

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   暗室の甘栗の皮の山
    林 愛子(旧姓吉田・35回生)


 薄暗い小部屋へ、私ともう一人は田中満喜ちゃんだったように思うが、入って行った。
 小さな机の上にはいくつもの現像用の皿が並んでいて、その中に何枚もの写真が水に浮かんでいた。先生はピンセットで一枚ずつ取り出しては、何やら説明してくださった。


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 「いいか。これから真っ暗にするから、退屈だったらこれを食べていなさい。話はしていいよ」といって甘栗の大きな袋をいただいた。何も見えない中で、どれほどの時間が過ぎただろうか。
 「もういいよ。カーテンをあけて」といわれ、電灯もついた。とたんに私たちの目の前には、甘栗の皮が山ほどたまっていた。「よう食ったなァ」と笑われた。いまでも甘栗を見るたびにあの暗室の栗の皮をなつかしく思い出す。


】右 夏雲さんによる中国語訳文。下写真は、1998(平成10)年5月21日〜25日「第5次友好訪中の旅」で、5月23日長春で写す。左から訳者の夏雲さん、杉山兼弘さんと土屋洸子さん。


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