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zoom RSS 満洲・公主嶺小同窓会誌 第8章 エピソード −61−

<<   作成日時 : 2016/05/15 05:40   >>

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父と共に、心配とチョッピリの期待に胸をふくらませて、公主嶺小学校の門をくぐったのは、昭和15年9月の初めでした。5年女子組の古谷先生に連れられて教室に入りました。(記念誌369頁上段)

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  転校生の言葉の障害
   井箆加代子(旧姓馬渕・35回生)
 

 自己紹介なども無事にすませ、緊張の転校一時間目もどうやら過ぎて、休み時間になりました。珍しげに私を囲み、矢継ぎ早に私自身のことや岐阜のことなどを聞かれて、こちらは一生懸命に応えているのですが、どうも通じません。皆ふしぎそうな顔をしています。理由はすぐわかりました
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 岐阜の山国から出てきた山猿にとって、言葉といえば岐阜弁しか知りません。勿論、標準語など知るはずもない訳で、戸惑うばかりでした。一言話すたびに爆笑の渦で、悲しくて淋しい思いをしました。
 たとえば遠足で、「ああ疲れた」と一休みするとき「ああえらかった」とついいってしまい、すかさず「だれが偉いの?」と反問されてびっくり、「ほんでもえらいんやでしょうがねえやろ」といえば、もう通じません。こんな状態で1ヵ月くらいは寡黙な日々を送り、何とか人並みに話せるようにと、人知れず苦労したことなどを、なつかしく思い出します。


【注】右 中国語訳文は夏雲さん。

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