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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第7章 エピソード −9− 

<<   作成日時 : 2016/06/16 07:17   >>

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炎天下に1・5センチくらいの牛糞球を二匹が前になり後になり、協力しながら転がしてゆく、おなじみの小さな黒い甲虫--。昭和6年の夏に阿佐ヶ谷に帰り。一年くらいたつと昆虫好きの仲間も出来、あの虫がそんなに内地では珍しいものだったのか、と再認識させられた。(記念誌272頁上段)

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     ふんころがしの展示
         三浦二郎(26回生


 皆の要望にこたえて、満州まで手紙を書いて担任だった田中先生にお願いしたところ、一、二ヶ月後に大型の試験管にギユウ詰めの虫を二、三〇匹送って下さった。
 早速、湿気を与えて復元整形し、貴重品としてうやうやしく仲間に授与し、大いに格が上がった。残りは、ボール紙をほぐして牛糞らしく丸めたものの前後に虫を配置して生態模型を作り、展覧会の折、一隅に展示した。なかには、「あの黄色いのは本物か」などと気味悪がる人もいて話題となり、本人は内心得意だった。
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 転校していった一生徒の勝手な申し出をかなえて採集のうえ、遠い東京までわざわざ送って下さった今は亡き田中真省先生のやさしいお気持ちは、思い出すたびに感涙あるのみである。


】写真はふんころがし。哺乳類の糞を餌とする。

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