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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第7章 エピソード −18−

<<   作成日時 : 2016/07/01 06:14   >>

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試験勉強で遅くなり、凍った道をつるつる滑りながら家路を急いだ六年生の冬、家々の煙突からモクモク吐き出される黒い煙と、夕モヤに黒ずんだ空の向こうに沈みゆく真っ赤な夕日、夕焼けの空を覆う真っ黒な鴉の大群、冬が訪れるたびに、私にはこの情景が蘇ります。(記念誌276頁下段)

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  心に残る冬の風物詩
    金児清子(旧姓垣見・25回生)


 待ち遠しかった春になると、空も地上も砂ぼこりに包まれて、目をあけることさえ出来ないほど凄じい風が吹きます。長い冬から解放されて、そこここに萌えだした緑に、黄色い風など何のその、蒙古風よといって親しみ、心弾んだものでした。
 やがて初夏には柳の綿が道に吹き寄せられ、木陰に 眠りながら憩う中国の人、羊の群らがるのんびりした郊外。あれもこれも懐かしい思い出です。せわしない今の世の片隅で、再びは帰れない故郷公主嶺の思い出にふけるとき私は一時心が和みます。

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 一番強く印象に残るのはやはり冬の風物詩です。起伏する雪の平原、スケート、興発園の豚饅頭,等々、思い出の数々を胸に秘めて、これからも楽しく過ごしたいと思います。公主嶺を懐かしむ卒業生が沢山おられることを幸せに思います。
】興発園
 公主嶺の味で忘れられないのは、鉄道南にあった興発園の「豚まんじゅう」だろう。いまで言う餃子(ジャオズ)で、一個一銭だった。もちろん出前もあったが、店で西瓜や南瓜、ヒマワリのタネを煎った瓜子児(クワズル)をかじりながら、できたての熱いのをほおばるのは格別だった。ニラやニンニクの強烈な匂いが気にならないようになると大陸暮らしも一人前だった。

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