満州っ子 平和をうたう

アクセスカウンタ

zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第7章 エピソード −32−

<<   作成日時 : 2016/07/27 06:01   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

隊長官舎に付いている大きなベルが、毎晩のようにけたたましく鳴り響く。すると、家中がとび起きて父の身支度を手伝い、送り出すのです。父は兜のような火除けの帽子をかぶり、助手席にとび乗ると発車。あっという間の出勤です。(記念誌283頁下段)

画像
   消防隊長の父の出勤
     佐藤聖子(旧姓大友・29回生)

 
 父が出勤したあと、大火にならないようにと心配でした。カランカランと鐘を鳴らして車が帰ってくるまで、母は寝ずに待っていたものでした。
 真冬になると、放水を浴びた防火服はカチンカチンになり、父の眉毛や睫毛が白く凍っていたことを覚えています。父大友吉太郎は現地の人に、火を消してくれる偉い人として「大人(たいじん)」と呼ばれていたようです。
 私は3階の展望室から、救命袋や綱で訓練するのを見たり、町の四方を眺めるのが楽しみでした。

画像
 火事! というと棒を伝わって3階から滑り降りて出動するので、当時としては最新式の設備だったようです。消防隊の建物は現在もそのまま残っていますが、ロシア建ての官舎は戦後の国共内戦のときの給水塔爆破によって下敷きとなり、その姿を見ることができないそうです。
】戦争末期(昭和19年)消防隊は治安対策のため警察に編入された。大友隊長退任に伴い、永井時三郎(戦後、私の養父)が隊長(警尉)に就任した。

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
公主嶺小同窓会誌 第7章 エピソード −32− 満州っ子 平和をうたう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる