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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第7章 エピソード −49−

<<   作成日時 : 2016/08/23 06:30   >>

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公主嶺の河南街に興発園という大きな飯館があった。この店の料理は味がいいので、日本人が来客の招待や家族連れで利用し、いつも繁盛していた。(記念誌292頁上段)

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   興発園の黒光りの床
       天笠文弥(29回生)


 店の入り口には赤い大きな紙房が両方に下がっていて、金の横に並んだ文字の看板が掲げてあったように思う。二階建てで個室もあり、一流だった。
 店内に一歩入ると油の炒めものをする音、鉄鍋をガリガリとかき回す音が厨房から聞こえ、食欲をそそる何ともいえない匂いが鼻をついてくる。来客を歓迎する奇声がひびき、ボーイが円卓に案内してくれれる。料理が来るまで菜莉花茶(モーリーホワ)を飲み、瓜子児(クワズル)をつまむ。厨房で料理人が鍋のフチを叩き、大声を出すと料理のでき上がりである。
 料理は前菜に始まり、値段によってコースが決まっていた。10人で7,8円くらい。次々に山海の珍味がテーブル狭しと並べられ、次の料理が出たとき置くところがないと、前の料理が残っていても下げられてしまう。爪子児のカラや骨などは床に落とすのが慣習とされ、店では「お客がこれだけ沢山食べてくれた」といって汚れ具合を喜んだそうである。だから興発園の木の床は油で黒光りしていた。

】中国語訳文
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