
「国家的詐欺」は許さない
理事長 鈴木 康吉
残暑お見舞申し上げます。
このところメディアはリオの五輪一色。それでも大事なことは見落とさないよう心掛けたい。
介護保険改悪=「国家的詐欺」と火安氏、警鐘を鳴らす、認知症の人と家族の会の高見國生さんを紹介した「赤旗」が目を引いた。
認知症の高齢者は462万人、それに近い予備軍がいるという。
要支援1・2は、訪問・通所から外し、年金収入280万円以上は2割負担に。次々と制度が改悪され、特養ホームからの追い出しが始まった。
介護保険で、「もう老後は心配ない」と言われたが、政府は要支援ばかりk要介護1・2まで「認知症サポータ」y「カフェ」へと地域に放り出す考えらしい。安易で詐欺的やり方は断じて許してはならない。

【孫の手】
立秋も過ぎたが猛暑日続きで夏真っ盛りだ。暑いのは日本ばかりではない。オリンピックが始まり連日アスリートの熱い戦いが繰り広げられている。テレビ観戦もハラハラドキドキさせられる▼開会式の日が広島原爆投下と重なり開会式の演出家は、核廃絶のメッセージを伝える「1分間の黙祷」の企画をしたが実現できなかった。演出に盛り込んだという▼8月は、平和について考える大事な出来事がある▼色島・長崎への原爆投下、終戦の日と続く。多くの被爆者は、被爆71年を経た今も核兵器がなくならないことへのもどかしさを痛切に感じているに違いない▼ヒロイマ・ナガサキの被爆者が今年4月、2020年までに世界数億人を目標に、「核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求める国際署名」をよびかけた▼よびかけは『・・・後世の人々が生き地獄を体験しないよう、生きている間に核兵器のない世界を実現したいと切望しています。(中略)命輝く青い地球を未来に残すと確信します』と。
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