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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第1章 エピソード −8−

<<   作成日時 : 2016/09/07 05:59   >>

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 この本を作る編集会議で、本の副題が討議されたとき、私は「赤い夕日の公主嶺」を提案したが、ボツになってしまった。月並みだと一蹴されたわけで、そういえば、満州の枕言葉のように使われている。(記念誌27頁下段)

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   今も赤い夕日の残光
          井本 稔(39回生)


 私は公主嶺に生まれ、六年生までいた生粋の公主嶺っ子である。だから夕日は飽きるほど見ていたはずだが、公主嶺というと反射的に、赤い夕日のイメージが浮かんでしまう。私の住んでいた花園町の家が真西に向いていたせいなのかも知れない。
 遊びほうけて、ふと気がつくと周囲が赤く染まっている。帰らないと叱られると思いつつ、少しでも遊びたい。しかし最後の光芒(ぼう)を見誤ると、あっという間に暗闇になってしまう。その切り上げ時を測るのが、公主嶺っ子の特技であり、役目でもあった。

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 遊びに熱中している友だちの顔が赤く夕日に映え、影さえも赤かった。そしてからす(からす)の群れがねぐらに向かう鳴き声と競争するように、家路に向かって駆け出したものである。
 あれかあ40年。私の体の中には、今も赤い夕日の残光が住みついて離れない。幻の故郷への郷愁なのか、壮大な自然への憧憬なのだろうか。

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】「赤い夕日」は当時では,あるいは関係者だけの内輪では、月並だったかも知れないが、満州すら知らない人が多い昨今では、あの地を形容するには当を得ているばかりか新鮮でさえある。

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