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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第1章 エピソード −11−

<<   作成日時 : 2016/09/11 07:12   >>

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 父の任地として公主嶺の駅に初めて降りたのは、昭和12年3月15日、そしてこれを書いている今日が昭和62年3月15日。まさに半世紀、50年丁度にあたるのも奇遇とはいえないだろうか。(記念誌29頁)

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  公主嶺の四季(冬)
     細谷和子(旧姓・吉冨・31回生)

 
 公主嶺の第一印象は、整然と並ぶ官舎の煉瓦の赤と、降りしきる雪の白、そして家々の煙突から吐き出される煙の黒、という色のコントラストだった。
 満洲の冬は長い。閉ざされた室内での遊びに飽きて、弟と雪のやんだ庭に出たとき、面白いものを見つけて私達はよろこんだ。雪が降る、そして止む、その上に煤煙(ばいえん)がうっすらと積もる。また雪が降る、そして止む。また煤煙が積もる。それが繰り返されているうちに、バウムクーヘンさながらの断層が出来ていることに気がついたのだ。それは見事な白黒のだんだら模様になっていた。

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 今も公主嶺の小孩(しょーはい)たちは酷寒の中でも、あのように自然を友として遊んでいるのだろうか。
 50年も前のことで記憶は美化されゆくものらしいが、冬の朝、窓一面に描かれた氷の結晶の幾何学模様もなつかしい。陽光の中にだんだん溶けてゆくはかないきらめきが、まばゆいばかりに甦ってくる

】公主嶺の最低気温の記録は、大正6年1月6日の零下35・9度。初雪の最も早い記録は昭和3年9月24日で、この年の終雪は5月16日であった。 なお、下写真は満鉄の官舎。軒下のツララは、あまり大きくない。(記念誌19頁、写真集35頁)

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