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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第3章 エピソード −1−

<<   作成日時 : 2016/10/14 05:59   >>

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 午前6時半といっても、真冬の凍りついた路上は暗く、家から提灯をもったボーイに送られて四平街駅にたどりつくと、「おーい、千代ちゃん、発車するぞー、早く、早く」と列車乗務員の高木さんがホームに立って手を振っている。(記念誌100頁上段)

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  緩急車の中で炒り豆
     大野千代子(旧姓梅森・7回生)


 駆け足で跨線橋を渡り、ホームの端よりかなりずれて停車している最後部も緩急車に乗るには、足がデッキに届かない。チビの私はまたも高木さんに抱えられて乗車した途端「発車オーライ」。
 緩急車には手動ブレーキが装着されていたので、子供好きで親切な高木さんは、通学児童の顔が揃わないと、1,2分はその装置で待っていてくれたのであった。いまの鉄道なら許されないことだが、当時の貨物列車では可能だっのだろう。

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 冬季の車内は、いつも赤々とダルマストーブが燃えていた。高木さんはニコニコ顔で制服のポケットから一つかみの大豆を出し、パラパラとストーブの上にまきながら、20数名の通学児童によく炒り豆を作って分けてくれたものであった。
 郭家店駅構内に集積された大豆の山が、アンペラ囲いのなかで朝日に輝いてみえた。
】右 公主嶺 近隣図

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