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zoom RSS 公主嶺小同窓会誌 第6章 エピソード −11−

<<   作成日時 : 2016/12/04 07:34   >>

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 小学校の運動会は、守備隊から軍楽隊がきて盛り上がってくれるなど、町を挙げての行事だった。観覧席の外側はアンペラで囲まれていた。中国人が大勢、アンペラの隙間から覗いていた。(記念誌213頁上段)

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   運動会のアンペラ塀
        植松 稔(25回生)

 
 当時、伝染病の発生が内地よりも多く、新聞では防疫活動の強化が叫ばれていた。シラミや南京虫をもっている率が、中国人の方が日本人よりも高いことは、統計調査をするまでもなく、経験的によく知られていた。このような虫に刺されると、痒いだけならまだしも、発疹チフスや発疹熱を媒介される危険がある。戦後用いられたDDTやBHCが無かった当時、防疫対策上、中国人を日本人から隔離する必要があった。
 中国人群衆をアンペラの囲いの外に追いやっていたのは、だから止むを得ない処置だったが、この趣旨が日中両国の大人たちに周知徹底されて、十分に理解されていたのだろうか。
 中国人代表者を特別席に招いて観覧して貰っていたのかも知れないが、アンペラの隙間から覗いていた中国の人々の姿には、子供心にもなんとも割り切れない気持ちがしていた。

】中国語訳文
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