
■【孫の手】
神奈川県小田原市の生活保護担当職員が、「保護なめんな」と書いたジャンパーを着て職務していた事が大きな問題になった。。生活保護受給者を敵視した行為で、「受給者を減らす」狙いがあったのだろうか?抗議の声の広がりに驚いた市が誤りを認め「研修」など対策に必死だとか。

▼ところで、注目されていた都議会・豊洲移転問題特別委員会。7日、石原慎太郎元知事らの参考人招致を決めた。共産党都議団が求めていた百条委員会が世論の後押しで他党にも賛成議員が出てきたからだ▼晒し者にされた上でウソを言えば罰せられるのだ。「そんな危ないところに出すわけには・・・」と、自民の山崎一輝委員長が「助け舟」を出したのだろうが「大ウソ」ついて豊洲移転を決めた人物。都民は誰も「真実を語る人」とは思わないだろう。それならやっぱり百条委員会しかないと思うのだが・・・▼「ウソ言うな」と書いたジャンパーを着込んで傍聴する訳にも行かないだろう。大勢の都民の傍聴で監視し、世論で追い詰めたいものだ。(康)

健康一口メモ58 菊池頌子
自覚症状が少ない貧血
血液検査で早期発見を
顔色不良で「息切れが強く途中で休まないと近くの店にも行けない」と訴える高齢者に受診を勧めた結果、原因は強い「貧血」で即入院、短期間の入院で元気になり退院しました。本人が心配した心臓も以上無しでした。
貧血は血液の赤血球の成分の”鉄分”が不足して起こる症状で、鉄分は酸素のを体中に運ぶ役割をしています。不足すると体の臓器が酸欠状態になり、息切れや動悸の症状が現れ悪化すると心臓の病気になります。

貧血の予防は何よりも栄養ですが、80歳を過ぎると食事の量が減り、朝昼晩3食食べているつもりでも、一般成人の1食位しか摂らない人が沢山います。
ご飯のおかずに鉄分の吸収を良くする赤みの肉や魚、大豆類、アサリやカキ等の貝類。ヒジキやワカメ等の海草、胡麻、緑黄野菜のニンジン、トマト、ほうれん草などをしっかり食べ、おやつで牛乳やヨーグルト、ゆで卵、かんきつ類等を補いましょう。鉄分の吸収を悪くする濃い緑茶、紅茶、コーヒーの多飲は禁物です。
骨髄の病気やガン等でも貧血になるので、この検査を行うのも大切です。
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