
「思いやり予算」の屈辱性明らか
江東区社会保障推進協議会は、7月14日、ドキュメンタリー映画・「ザ・思いやり」の上映会を開催しました。この映画は、アメリカ軍に対する日本の「思いやり予算」の不条理さと矛盾を様々な視点から日本人に問いかけています。小暮理事に映画を観た感想を寄せてもらいました。
「在日米軍家族は、日本の思いやり予算で贅沢な生活をしているのよね、全くひどいわ!」と怒っていましたが、全容は知らなかったので興味深く観ました。
今まで思いやり予算を知らなかった在日アメリカ人の目を通してその実情を語っていました。1978年から39年間で6兆円以上の私たちの収めた税金が注ぎ込まれました。住宅・学校等の施設のみならず、米兵による犯罪の賠償金にも使われていたことは驚きでした。横須賀の原子力空母の基地の建設も日本の負担。これらのことをカリフォルニアでインタビューしたところ、「変な現象、おかしい」との回答でした。ほとんどの人は思いやり予算をしりませんでした。
グアムの基地建設のため先住民への人権侵害や自然破壊への対策にも私たちの税金が使われていました。
日本の思いやり予算とは何か、それは、今なお仮設住宅に暮らし、隣室に気兼ねしながらテレビを観ている福島の避難者へ充てられるものではないかとの語りに同感しました。
士って、知らせることの大切さ。パート2(希望と行動編)の製作完成が楽しみです。

戦争は絶対許せない 佐藤 巌
太平洋戦争では多くの尊い生命が奪われました。同時に戦争は、純粋な子どもの心に鬼が棲むような徹底した教育を通してすすめられました。
1943年、アッツ島で2千数百名の日本軍が米軍の反撃で全滅しました。大本営はこれを「玉砕」と美化し戦意高揚に利用しました。
この方針は学校教育にも反映し「お前たちは一日も早く大きくなって敵を討て、それが英霊に応える道だ」と先生から訓示され当時10歳だった私を「ヨシやってやろう」と腹のそこkらこみ上げてきたことを今でも覚えています。 十歳そこそこの子どもに敵対心を煽り、「殺意」を持たせる、これが戦争です。
戦争は暴悪でおぞましい本質をもっていると思います。
戦争は絶対許してはいけません。
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