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zoom RSS 詩集 ロ号33番 永井和子 −2−

<<   作成日時 : 2017/08/21 05:54   >>

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 詩人永井和子(1934〜2015)年。彼女の処女詩集。身辺に起きた細々とした出来事を詩に拾い上げてつづった。全55篇からなる長編だが順次お手元に届けたい。

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疑 問 

 わたしの胸の内には
 厳しく耐えぬいてきたものはないのか
 いつもいつも海綿のように
 甘い感傷ばかりを吸ってきた胸には

 二十七才の夏を迎えようとしている今となって
 生きることの意味を
 みたび問いたださねばならないとは

 炎のようにつらぬいたと
 自ら誇った青春だったが
 無意味な年令を重ねてきたにすぎなかったのか

 この手がなにをうみだしたか
 この涙がなにをうみだしたか
 誰がその成果をあかしてくれる?
 わたしでさえ
 わたしでさえ 疑わしいものを?

 61・6・1

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